PC上でロボット動作をシミュレーション 三菱電機「MELSOFT RT ToolBox3」が工数削減に貢献

三菱電機は、産業用ロボットの開発から運用まで一貫して支援するエンジニアリングソフトウェア「MELSOFT RT ToolBox3」を提供している。

 

包括的なロボット開発支援機能

「MELSOFT RT ToolBox3」は、ロボットのシステム立上げからデバッグ、運用までを支援するパソコンソフトウェアとして位置づけられている。同ソフトウェア1本で、プログラムの作成や編集、ロボット導入前の動作範囲確認、パソコン上でのロボット動作シミュレーション、タクトタイム及びモータ負荷率推定、ロボットの立上げ時のデバッグ作業、稼働後のロボットの状態や不具合監視など、ロボット周辺のあらゆる機能をサポートする。

 

高度なシミュレーション環境を実現

同社では、3Dシミュレータ「MELSOFT Gemini」も提供しており、ラインシミュレーションや装置シミュレーションが可能となっている。さらに、ロジックシミュレータ「MELSOFT Mirror」を使用することで、制御ロジックやネットワークのシミュレーションまで実行できる環境を構築している。

 

開発工数削減への貢献

これらのソフトウェア群により、ロボットから設備全体まで、PC上でまるごと事前検証することが可能になる。同社は、この包括的なシミュレーション環境の活用により、生産設備の開発工数削減を実現できるとしている。

三菱電機の産業用ロボット「MELFA」シリーズと組み合わせることで、より効率的な生産システムの構築が期待される。

 

 

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杉田 大樹

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