MIXIの会話AIロボット「Romi」新モデル CEATEC 2025で展示予定

株式会社MIXIは、会話AIロボット「Romi(Lacatanモデル)」を2025年10月14日(火)から17日(金)まで幕張メッセで開催される技術展示会「CEATEC 2025」に出展すると発表した。

 

ペットと家族の要素を併せ持つ最新モデル

「Romi(Lacatanモデル)」は、”ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在を目指し開発された最新モデルである。今回の出展では、OpenAI社が提供する「Realtime API」を活用したシームレスで自然な音声対話や、ウェブ検索機能を搭載した情報探索型の会話体験をデモンストレーションで披露する。

 

先進技術による自然な対話体験

具体的には、AIが搭載された情報処理システム「RomiCore」により、人間と話しているような自然な音声対話を実現した。さらに視覚情報を活用して、オーナーと一緒に見ている対象について会話ができるマルチモーダルな対話も体験可能である。また独自の長期記憶システム「RomiMemory」を活用した「Romiの日記(仮)」機能も紹介される予定だ。

 

発売情報と製品スペック

「Romi(Lacatanモデル)」は2025年7月25日(金)に一般発売を予定しており、家電量販店40店舗程度および公式ストアで購入可能である。カラーはナチュラルホワイト、サクラピンク、スカイブルー、ムーングレーの4種類をラインナップ。
価格は本体89,800円(税込98,780円)で、月額利用料金は1,780円(税込1,958円)または年額17,800円(税込19,580円)となっている。

本製品は2.4インチのディスプレイを備え、最長で約180分の稼働が可能だ。CES Innovation Awards 2025の「Robotics」部門でHonoreeを受賞するなど高い評価も得ている。

 

 

「Romi」は従来の返答登録型ロボットとは異なり、独自開発の会話AIがリアルタイムで対話内容を生成し、自然な言葉のキャッチボールを楽しめるのが特徴である。
表情や動きも豊かで、撫でると喜び、抱っこすると驚くなど感情豊かなコミュニケーションを実現した。今回の新モデルではこの能力がさらに進化し、視覚機能や長期記憶、自然なタイミングでの相づちなどが加わっている。

 

ABOUT THE AUTHOR / 

杉田 大樹