未来のロボット体験「あいちロボフェス」12月に愛知で開催 パートナーロボットやキッザニア職業体験も WRSと併催

2025年12月に愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催される、経済産業省が主催する国際的なロボット複合イベント「World Robot Summit 2025 AICHI」の併催として、こども向けロボット体験イベント「あいちロボフェス」が開催される。これに伴い、特設サイトが開設され、イベントの詳細情報が順次公開される予定だ。

「あいちロボフェス」では、ロボットデモや体験型ワークショップなど、こどもも大人も楽しめる多彩な企画が用意され、次代のロボット人材育成を目指すイベントになる。

「あいちロボフェス」は、2025年12月12日(金)から14日(日)までの3日間、午前10時から午後5時まで(最終日は午後4時30分まで)愛知県国際展示場の展示ホールDで開催される。主催は愛知県、後援は愛知県教育委員会や中日新聞社などが務める。


デンソーやトヨタ、ソニーなどが参加

このイベントは、ロボットを「見て」「触って」「体験できる」ことをコンセプトに、未来を支えるロボットと共に楽しみながら学べる内容となっている。主なコンテンツには、ロボットデモンストレーションショー「ロボタウン」があり、ショッピングモール、家、病院、工場、エンターテインメントの5つのエリアでロボットの活躍を間近で体験できる。

「あいちロボフェス」特設サイト https://robofest.pref.aichi.jp/

参加企業・団体は16団体にのぼり、株式会社デンソー、トヨタ自動車株式会社未来創生センター、三菱電機株式会社、ソニーグループ株式会社などが名を連ねている。出展ロボットの詳細は今後公開される予定。


ロボットに関する仕事や社会の仕組みを学べる仕事体験プログラムも

また、「Out of KidZania in あいちロボフェス」では、こどもが主役の街「キッザニア」の企画・運営を行うKCJ GROUP株式会社が監修し、ロボットに関する仕事や社会の仕組みを楽しみながら学べる仕事体験プログラムを提供する。こちらは12月13日・14日のみの開催で、愛三工業株式会社や三菱電機株式会社など10社が参加予定。


さらに、ロボットショーや専門家による講演会、ロボットの操縦やプログラミング体験ができるワークショップ「ロボラボ」も実施される。これらの詳細も今後順次公開される予定。


ともだちロボットプロジェクトも参加

エンターテインメントロボットやパートナーロボットの普及促進を目指す「ともだちロボットプロジェクト」も参加。追手門学院大学、シャープ株式会社、ソニーグループ株式会社、ソフトバンクロボティクス株式会社、バイバイワールド株式会社、株式会社MIXI、ユカイ工学株式会社などがロボットを展示する予定だ。


「World Robot Summit 2025」とも連携

本イベントは「World Robot Summit 2025 AICHI」の開催に合わせて行われ、同時開催イベントとして「第4回 高校生ロボットシステムインテグレーション競技会」や「全国少年少女チャレンジ創造コンテスト全国大会」なども予定されている。これらのイベントは会場間を自由に行き来できる形で開催される。


愛知県は本イベントを通じて、次代のロボット人材やモノづくり人材の創出を目指している。今後、10月から12月にかけてPRイベントやコンテンツ公開、予約開始などのスケジュールが予定されており、県内の鉄道駅や各所で広告も掲示される。

「World Robot Summit 2025」は、国内外の大学や企業が参加し、ロボット技術の研究開発や社会実装の加速、イノベーション創出を目的とした国際大会である。愛知県で開催されるモノづくりロボットチャレンジは、未来の生産システムの実現を目指し、迅速性や柔軟性、経済性を評価する競技会として注目されている。

今回の「あいちロボフェス」は、こどもから大人まで幅広い層がロボットに親しみ、未来の技術や仕事に触れる貴重な機会となる。今後の情報公開に注目が集まる。

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