米国で発表されているAI音声アシスタント(スマートスピーカー、ボイスアシスタント)の普及予測のレポートが興味深いので、一部紹介したい。
スマートスピーカーは2020年に2,275億円市場に
Gatnerのレポートでは、世界のスマートスピーカーの市場規模は、2015年3.6億ドル(390億円)、2020年に21億ドル(2,275億円)に急成長すると予想している。全世界での世帯普及率は3.3%。そしてスマートスピーカー所有者のうち、75%の世帯が少なくとも1台、20%が2台、5%が3台以上所有するという。
Gatnerはスマートスピーカーの普及により、家庭内のオンラインショッピングのオーダーはスマートスピーカー経由になると予想している。音声でのやりとりが当たり前になると、操作の手間が減り、全体的なユーザーエクスペリエンスが向上するという指摘も正しいだろう。
現時点で「63%」の認知度
消費者向けのメディア・テクノロジーの最新レポート「2017 Infinite Dial」によれば、既にAmazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーは、現在アメリカ人の63%が認識しており、およそ7%は少なくとも1台のスマートスピーカーを所有しているという。
Triton DigitalのMarket Development社長兼ジョン・ロッソ氏は、「現在スマートスピーカーを所有しているアメリカ人は7%おり、コンテンツ制作者はこの成長する市場セグメントに細心の注意を払うことが賢明だろう。」と語る。
僕はこう思った:
凄まじい速度での普及予測には驚きですが、一番気になるのは日本市場はどのようになるのかというところです。PCやスマートフォンのように海外製品が日本で当たり前に使われるようになるのか、日本独自のスマートスピーカーが国内市場を席巻するのか・・・引き続き継続ウオッチしていきます。
音声アシスタント特集 / ロボスタ


