AI研究機関「OpenAI」、イーロン・マスク氏が幹部職退任 テスラとの利益相反を懸念

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AI研究を行う非営利組織「OpenAI」がブログでイーロン・マスク氏が幹部職を退任したことを明かした。
同氏は「Y Combinator」のCEOサム・アルトマン氏らと共に2016年にAI研究の非営利組織「OpenAI」を設立。OpenAIは、米・IT業界の著名人らから10億ドルもの寄付を得て設立されたことで世界中の大きな注目を集めた。
イーロン・マスク氏は電気自動車の「テスラ社」や宇宙開発事業を行う「スペースX社」のCEOを務めており、そのテスラがAIの研究に力を入れていることがOpenAIを離れたきっかけにもなっている。利益相反になるのではという将来の懸念があったからだ。
イーロン・マスク氏は引き続きOpenAIに対して寄付や助言は続けていくという。現在OpenAIのボードメンバーには、「Y Combinator」のCEOサム・アルトマン氏の他、オンライン決済システムStripeのCTOも務めたGreg Brockman氏や、コンピュータサイエンティストのIlya Sutskever氏、非営利団体GiveWellの創業者であるHolden Karnofsky氏が並んでいる。
OpenAIは、自然言語を理解したAIエージェントの構築など4つの技術目標を立てており、そのうちの一つが不正を行ったり人間に対して破壊的な行動を行わないAIを作ること。そのAIの課題解決を模索するためには「ロボットを研究することが適している」とし、ロボットの研究も行なっている。

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《ロボスタ編集部》

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