中国Cheetah Mobile(チーターモバイル)がAIスピーカー「小豹AI音箱」を発表した。
猎豹移动 / 小豹AI音箱

本体サイズは122mm x 122mm x 149mm。重さは1.016kg。音声アシスタントは「猎户语音OS」を搭載。

音質にこだわった設計で、2.5インチ中低音スピーカーx1、0.6インチツイーターx2、2.5インチバスラジエーターx2を搭載。100人のテスターに競合スピーカーと比較させて視聴させたところ一番良いと評価されたという。
価格は699元が現在200元引きの499元(日本円でおよそ8,600円)。これにはテンセントのQQ音楽の有料サービス2年分の利用料金が含まれている。

この製品の面白い点は、ブロックチェーン技術を活用した報酬プログラムが用意されることにある。
「AI-Chain Reword Program」と呼ぶプランが用意されており、AIスピーカーをオンラインにする、AIスピーカーと会話する、AIのデータ生成に協力する、パーソナライズされたデータを共有するなど、AIの進化に関わるユーザー行動に応じて「AI粒子」という独自ポイントがもらえるようになっている。
ユーザーが得た「AI粒子」は有料コンテンツ購入、次世代スマートデバイス購入、クラウドストレージ利用などCheetah Mobileおよびそのパートナーのサービスやプロダクトに利用することができる。
なおこのプログラムは任意であり、参加しなくてもAIスピーカーとしての利用は問題ない。
僕はこう思った:
後発のプレイヤーでも、利用や会話にユーザーのインセンティブがあるならば、データを効率よく蓄積し、優れたAI音声アシスタントに成長する可能性があるアイディアかもしれません。今後の展開にも注目していきます。
ロボスタ / 音声アシスタント特集



