2019年1月7日、AmazonがCES 2019に合わせて、自動車関連サービス企業と「Alexa」に関する2つの提携を発表しているので紹介したい。Amazonが家庭の次に車内でのAlexaの普及に向けて本格的に取り組んでいることが伺える内容になっている。
TELENAV
まずAmazonは、コネクテッドカーと位置情報に基づくプラットフォームサービスのリーダー企業TELENAVとの提携を発表した。
コラボレーションの一環として、Alexa Auto SDKを使用して、Amazon AlexaがTelenavの車載ナビゲーションシステムの一部になるよう統合をすすめるという。ドライバーは車載コネクティッドナビゲーションシステムへのハンズフリーアクセスを楽しんだり、目的地の入力、交通状況の確認、道順の確認をAlexaに簡単に依頼することができるようになる。また自動車メーカーとに向けてより良いソリューションの提供を目指すという。
Source:TELENAV
HERE Technologies
Amazonは、地図および位置情報サービスのグローバルプロバイダーの「HERE Technologies」とのコラボレーションも発表した。同社はドイツのBMW・ダイムラー・アウディが3社共同でNokiaから買収したネット地図サービス会社だ。
今回の提携により、Alexaによるボイスファーストの対話と先進的なカーナビゲーションソリューションを組み合わせて、自動車メーカーに向けて音声体験を簡単に提供できるようになるという。なおHEREナビゲーションサービスは、世界中で1億台を超える車両に組み込まれているため、この提携のインパクトは大きいだろう。
Source:HERE Technologies