Amazon EchoやGoogle Homeはウェイクワードで起動するが、ユーザーはそのウェイクワードを任意のワードに指定することはできない。例えばAmazon Echoの場合は、AlexaからEchoやComputerといったワードに変更することはできても、突然「ロボスタ」というワードを指定はできないのだ。
これを解決する興味深いオープンソースのハックがInstructables.comで「Project Alias」として公開されたので紹介したい。

Project AliasはAmazon EchoやGoogle Homeの上に乗せるデバイスとして、Raspberry Pi、2つのスピーカー、マイクアレイを載せて、3Dプリンティングされたカバーで構成されたハードウェアになっている。サイトには作り方や必要な材料も乗っているので興味ある人は自作することができる。

Project Aliasの仕組みは、通常時は人間が聞こえないホワイトノイズで起動を妨害、ユーザーが指定した任意のウェイクワードが聞こえた場合のみ小さな音量でデフォルトのウェイクワードを出力して聞き取りモードにして、ホワイトノイズをなくすというもの。これによりユーザーは自分が指定した任意のウェイクワードでスマートスピーカーを操作しているように感じる。

原始的な仕組みではあるが、とてもおもしろい取り組みだ。ウェイクワードをカスタムできるだけでなく、プライバシーを気にする人にとっても興味深いソリューションである。製品としてリリースされてもいいのではないかと思う。
Source:Project Alias






