埼玉大学 辻研究室で、金属表面を磨き上げて美しい模様などを生み出す意匠研磨における、世界初となる職人技術のデジタル化と自動化が実現された。
意匠研磨技術の革新的な自動化を実現
意匠研磨は製品の美観と品質を左右する重要な工程でありながら、熟練職人の長年の経験と繊細な感覚に依存しており、技能継承と人手不足が深刻な課題となっていた。この度、この職人技術のデジタル化と自動化に世界で初めて成功した。
開発されたシステムは、職人のデザインを模擬しながら毎回少しずつ異なる模様を創り出す生成AIロボットとなっている。これにより、従来は職人の手作業に頼っていた意匠研磨作業の自動化が可能となった。
CEATEC2025での実演展示
この革新的なPhysical AIロボットは、2025年10月14日(火)から17日(金)まで幕張メッセで開催されるCEATEC2025において実演展示される予定だ。ブース番号は1H210となっている。
会場では実際の動作デモンストレーションを通じて、職人技術の継承と製造業の人手不足解決に向けた新たなソリューションが紹介される。