SEQSENSE株式会社は、株式会社トランスワードの協力・運用のもと、2025年10月23日(木)から鳥取県鳥取市にある「ボートレースチケットショップ鳥取」にて、自律移動型警備ロボット「SQ-2」の本格稼働を開始した。

SEQSENSEは「世界を変えない。」をミッションに掲げ、社会で深刻化している働き手不足への対応策として、自律移動型ロボットの開発・製造・サービス提供を行っている。現在は警備分野に特化した「SQ-2」を中心にサービスを展開し、2019年のローンチ以来、日本全国の複数の施設で実績を重ねてきた。
他施設での実績が評価され鳥取店へ導入
今回新たに導入された「SQ-2」は、既に同様の施設である「ボートレースチケットショップ大和ごせ」での運用実績が評価された結果、鳥取店での運用開始へと至ったものである。
巡回警備や立哨業務に加え、館内の迷惑行為や禁止行為を抑止するための音声アナウンス機能も搭載しており、警備員の負担軽減と施設全体の警備体制の強化に貢献する。鳥取店では一般席周辺を中心に巡回や立哨を行い、定時または臨時の巡回スケジュールに対応している。
高精度センサーと自律移動技術を搭載
「SQ-2」は独自開発の3D LiDARセンサーを搭載し、警備対象施設の詳細な3次元マッピングや歩行者などの動体検知・回避を高精度に実現した。自己位置推定やリアルタイム経路計画のアルゴリズムにより、自律的に移動し、巡回終了後は充電ステーションに自動帰還して充電を行う。

これらの技術により、立哨・巡回・来館者対応など警備業務の部分的または全面的な代替を可能にし、施設の管理コスト削減にも寄与している。さらに、遠隔での定期的なアップデートによって、不具合の解消や新機能の追加が行われているため、常に最新の状態で運用されているのが特徴だ。


