自律走行AIロボット「Adam」を青森で普及強化 輝翠・JA全農あおもり・外川農機が三者連携覚書締結

左から、JA全農あおもり 購買部農機農業資材課課長 大柴文孝氏、輝翠 代表取締役 ブルーム・タミル、外川農機 会長 外川輝和氏
  • 左から、JA全農あおもり 購買部農機農業資材課課長 大柴文孝氏、輝翠 代表取締役 ブルーム・タミル、外川農機 会長 外川輝和氏
  • 高密植わい化栽培によるりんご園地での実証

輝翠株式会社は、青森県内におけるオフロード型自律走行AIロボット「Adam(アダム)」の普及と販売体制の強化を目的に、全国農業協同組合連合会青森県本部(JA全農あおもり)、および有限会社外川農機商会(外川農機)との間で三者連携覚書を締結した。

高密植わい化栽培がロボット導入を後押し

JA全農あおもりは、青森県の主要産業であるりんご農業において「高密植わい化栽培」を推進している。この栽培方法は樹木の高さや間隔が計画的に整えられ、園地内の通路確保が容易となり、自律走行ロボットの導入に適した環境を形成しつつある。

各社の役割分担で実現する販売・サポート体制

JA全農あおもりは、労働力不足の解消を重点施策の一つとして掲げており、Adamの青森県内での実証および普及活動に関する現場調整を担当する。一方、外川農機は津軽地域で80年以上農機の販売・修理を手がけており、今回の連携によりAdamの販売およびアフターサポートを担う。

三者は、青森県内でのAdamの普及を一層促進し、生産性向上と農業省力化に貢献することを目指すとしている。青森県は日本一のりんご生産地として知られており、この地域からスマート農業技術の普及と日本の農業発展を後押ししていく計画である。

《ロボスタ編集部》

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