イスラエルRobotican社の防衛・災害用ロボットを取扱開始 ビーマップ

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株式会社ビーマップは、イスラエルのロボティクス企業であるRobotican Ltd.の製品を日本国内で正式に取り扱うことを発表した。

Robotican社は、AIと自律制御技術を融合させた警備、災害、防衛対応用の無人システム開発を手掛ける企業である。同社の製品は、北大西洋条約機構(NATO)やアメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)をはじめ、世界各国の特殊部隊や防衛機関で採用されるなど高い評価を得ている。

今回の提携により、ビーマップは日本市場における販売・技術支援体制を整え、国内の公共、防災、防衛分野での応用を推進していく方針だ。

無人システム3製品

ビーマップが国内で取り扱うのは、Robotican社が開発した3つの主要製品である。

  1. 屋内外対応の戦術ハイブリッド無人偵察ドローン「ROOSTER(ルースター)」:地上走行と飛行の両方が可能なハイブリッド設計により、GPSが届かない建物内部でも安定した偵察活動を行えるのが特徴である。

  2. AI誘導型カウンターUAS(対ドローン)システム「GOSHAWK(ゴーショーク)」:侵入したドローンの検出・追跡・無力化を自動制御し、重要施設やイベント警備におけるリスク低減を支援する。

  3. 多目的UGV(地上無人偵察車両)の「Scorpion UGV(スコーピオンUGV)」:災害現場や化学物質汚染地域など、人間が立ち入ることが困難な危険区域において、遠隔からの偵察や通信中継といった多様な任務に対応する。

防災・安全保障技術の高度化を目指す

ビーマップは、これらの先進的な自律システムを日本の市場に導入し、防衛・防災分野での活用を強力に推進する計画だ。

具体的な展開先として、自衛隊や防衛装備庁向けの技術評価、警察・消防・自治体による災害救助支援、さらに港湾・空港・発電所といった重要インフラの警備などを想定している。これらの分野で導入や実証を進め、日本の現場が抱える課題解決に貢献する。

また、同社は製品の販売に留まらず、国内での製品サポートや部品供給、既存の通信システムとの連携を含む包括的なサービス体制を整備する。これにより、利用者が安心してシステムを運用できる環境を構築する。

防衛技術で世界トップクラスの企業が集積するイスラエル発の先端ロボティクス技術と、ビーマップが持つ通信・AI技術を組み合わせることで、次世代の防災・防衛ソリューションを提供するとしている。

《ロボスタ編集部》

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