AIが自動で点検レポートを作成する新機能「LiLz Insight」、パイロット版をLiLzが公開

AIが自動で点検レポートを作成する新機能「LiLz Insight」、パイロット版をLiLzが公開

リモート点検向けIoT・AIソリューションを提供するLiLz株式会社は、AIエージェントが自動で点検レポートを作成する新機能「LiLz Insight」パイロット版(以下、リルズインサイト)を公開した。

製造現場やインフラ設備では、IoTを通じたデータ収集の自動化が進む一方、蓄積された膨大な計測データから異常の兆候やメンテナンスの必要性を判断する工程は、依然として熟練技術者の知見に依存しており、大きな負担となっている。

この課題を解決するため、「現場から、いい答えを導くAIエージェント」として、リルズインサイトのパイロット版を公開する流れとなった。

リルズインサイトの主な機能

リルズインサイトパイロット版には、主に3つの機能が搭載されている。

  1. 「AIによるレポートの自動作成」:LiLzのCloudソフトウェアに蓄積された直近のデータをもとに、施設・設備の状況を分析し、保全のヒントとなる考察をテキストで自動生成する。

  2. 「レポートの履歴確認」機能:LiLzのCloudソフトウェア上のボタン1つで過去のレポートを閲覧できる。

  3. 「セキュアなAI利用環境」の提供:リルズインサイトが利用するデータはAIの学習に使用されない設計となっており、利用データは計測値等に限定することでプライバシーとセキュリティに配慮している。

複数業種での活用事例

同機能はすでに複数の業種での活用が想定されており、具体的な事例も示されている。

ビル管理の分野では、取得したデータをもとに自動で帳票を作成し、点検のための移動時間だけでなく帳票作成時間も削減する日常点検の効率化への活用が挙げられている。

プラントメンテナンスの分野では、取得したデータから過去とは異なる傾向を抽出し、改善案を過去事例から自然文(話し言葉)で提案する、技能伝承のデジタル化への応用が示されている。

スキー施設では、日常点検をリルズに置き換え、取得したデータから設備の異常を抽出することで、データ確認の時間を大幅に削減する異常の予兆抽出への活用が期待されている。

同社代表取締役社長の大西敬吾氏は、「同社のIoTカメラとAIによる点検ソリューションはこれまでにプラントや工場の現場で累計1万台以上が導入されている。現場から『集まったデータをより手軽にレポートにしたい』『深く分析したい』という声を数多くいただくようになり、今回リルズインサイトの第一弾として点検レポート機能を提供開始する」とコメントした。

さらに「プラント保全の知見に強い同社スタッフのノウハウを注ぎ込み、現場が求めるいい答えが導き出せるプロダクトへと進化させている。これからも現場保全の次なるスタンダードを目指し、現場と共創していきたい」と述べた。

《ロボスタ編集部》

関連タグ

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

ニュースレター配信中!無料会員登録をしていただくと、定期的に配信されるニュースレターを受け取ることができます。また会員限定の記事を閲覧することも可能になります。

編集部おすすめの記事

特集