株式会社コモンプロダクツのAI事業本部は、2026年1月より、京都府京田辺市の同志社大学京田辺キャンパス内に位置するインキュベーション施設「D-egg(業成館)」において、新たな研究開発拠点「京田辺ロボティクスラボ」を順次稼働させてきた。
このたび最新のロボット実証環境が完備されたことを受け、本格的な運用および技術相談の受付を開始した。

製造業・物流業で深刻化する人手不足を背景に、現場の自動化・省人化ニーズが急速に高まる中、同施設では最新のAI技術とロボティクスを組み合わせ、地域の企業や研究機関が抱える課題を解決するための実証実験および共同研究を推進する。
ティーチングレス検証とデジタルツイン環境を整備

本拠点には、最新の産業用多関節ロボットやデジタル溶接機に加え、AI画像認識と連携した協働ロボットの実機を完備している。特に注目されるのが、同社が自社開発した産業ロボット向けVISIONセンサ「SpectraVISION」を活用した「完全ティーチングレス」の検証だ。
さらに、実験室全体を仮想化した「デジタルツイン環境」によるシミュレーションを導入し、実機とデジタルを高度に同期させた開発体制を整えている。これにより、従来は熟練技術が必要とされた溶接工程の自動化から、小ロット多品種におけるバラ積み部品のピッキング・仕分け作業まで、人と機械が安全に協調する次世代作業ラインを想定した実証実験が可能となった。
産学連携ハブとして地域産業の競争力向上を目指す
同拠点は単なる自社設備の拡充にとどまらず、社外との共創を生み出す場として機能させることを重要な目的としている。(独)中小企業基盤整備機構が運営する「D-egg」という立地を最大限に活かし、大学機関との高度な共同研究を推進するとともに、地域の製造・物流企業への最新技術の共有や人材育成支援も担う。
高度なAI技術とロボット工学を融合させ、地域全体の産業競争力向上に貢献する中核施設として「京田辺ロボティクスラボ」を位置づけている。
労働力不足が深刻な社会課題となる中、特に地域の製造・物流拠点では投資コストや技術的ハードルから最新設備の導入が進みにくい現状がある。同社はこうした障壁を下げるため、実際の設備を体感しながら技術的な検証を行える環境を構築した。
今後は、自動化・省人化を検討している地域企業および共同研究を模索する研究機関を対象に、施設見学会や実機を用いたデモンストレーションを随時実施する予定だ。見学・技術相談の希望は随時受け付けている。
項目 | 施設概要 |
|---|---|
所在地 | 京都府京田辺市興戸地蔵谷1番地 |
アクセス | ・JR学研都市線「同志社前」駅 下車 徒歩15分 |
主な設備 | ・産業用多関節ロボット |

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5月26日(火)には「実装」と「販売」の両輪でAIロボット市場を開拓している、アイリスオーヤマを筆頭としたアイリスグループによる「アイリスグループのロボット事業拡大戦略 ~AIロボット市場の勝ち筋を探る」を開催。

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