株式会社ベクターホールディングスとエアモビリティ株式会社は、ドローンおよびAI関連事業の共同推進に向けた戦略的パートナーシップに関する基本合意書を締結したと発表した。
拡大するドローン需要とAIによる高度化
ドローンは物流、インフラ点検、測量、災害対応、警備・防災など幅広い分野で活用が進んでおり、安全保障分野でもその重要性が急速に高まっている。防衛装備庁は「迎撃ドローン早期取得プログラム」を実施しており、2026年7月に供試器材を用いた実証試験を計画するなど、国内でもドローンの実装に向けた動きが加速している。
ドローンは単なる飛行・撮影機器から、AIによる画像・映像解析、各種センサー情報の解析、自律化、データ活用などを組み合わせた高度なシステムへと進化しつつある。ドローンとAIの融合は、AIが現実世界を認識・判断し機器を通じて動作する「フィジカルAI」の実装領域のひとつとして、さらなる発展が期待されている。
エアモビリティは国内外のドローンメーカーおよび関連企業とのネットワークを構築し、ドローンの販売、導入、運用支援等の事業を展開しているほか、官公庁を含む様々な分野でドローンの社会実装に向けた取り組みを推進している。
一方ベクターHDは、AI関連事業を成長領域の一つと位置づけ、高性能サーバーをはじめとするAIインフラ、AI関連サービス、セキュリティ等の事業基盤の構築を進めている。
両社は互いの強みを組み合わせることで、成長するドローン市場における新たな事業機会を創出できると判断し、今回の基本合意に至った。
パートナーシップの3つの柱
ドローン関連事業の共同展開:エアモビリティが持つ国内外のドローンメーカー・関連企業・顧客とのネットワークと、ベクターHDの事業開発・営業・販売基盤を組み合わせた国内ドローン関連事業の拡大推進。事業進捗に応じたエアモビリティへの資本参画および共同事業への資金投入の検討
ドローン×AIによる新たな商品・サービスの創出:ドローンから取得される映像・画像・各種データとAIを活用した、データ解析や業務の高度化・効率化につながる新商品・新サービスの企画・事業化推進
高度なセキュリティ技術を活用した安全なドローン事業基盤の構築:ベクターHDが持つセキュリティ・データ基盤を生かした、安全性の高いドローン事業基盤の構築・整備
両社は、ベクターHDが取り組むAI・GPU基盤やセキュリティ・データ基盤と、エアモビリティが持つドローン分野の知見・事業基盤を組み合わせることで、ドローンの活用領域拡大と新たな事業機会の創出を目指すとしている。
物流やインフラ点検にとどまらず、安全保障分野を含めた需要拡大が見込まれるドローン市場において、AIとの融合を軸とした事業展開の動向が注目される。
ロボスタオンラインセミナー情報
ロボットの世界大会「ロボカップ」にもヒューマノイド・フィジカルAIの波
ヒューマノイドとフィジカルAIで変革期を迎える「ロボカップ」の現状を解説するセミナー「ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流」を開催します。

ロボット競技の世界大会「ロボカップ」は1997年に日本からスタート。サッカーは認識、判断、移動、協調行動などAIとロボティクスの要素技術を総合的に必要とするため、研究開発を加速させる共通課題として選ばれました。その後、レスキュー、ホーム/サービス、産業応用(インダストリー)、ジュニアなどへ分野を拡大しています。
セミナーでは、ロボカップ日本委員会理事長の岡田教授をお迎えし、ロボカップの歴史と現在地、ヒューマノイド化が進む背景、各リーグの最新動向、そして日本が直面する課題について解説いただきます。さらに、韓国で2026年7月に開催される「RoboCup 2026世界大会」の現地レポートとして、写真や動画を交えながら、世界大会の最前線で何が起きているのかをご紹介いただきます。
先着で無料ご招待します。詳しくはこちら。
「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略
ロボット議員連盟会長であり、自民党経済産業部会のロボティクス戦略プロジェクトチーム座長も務める山際大志郎衆議院議員をお招きして、オンライン対談「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略 を開催します。

2026年、日本政府はAIロボティクスを新たな成長分野として位置付け、「AIロボティクス戦略」を策定しました。この戦略の策定を政治の側から後押ししたのがロボット議員連盟であり、2026年6月には新たな提言をまとめ、官房長官へ手交しています。
ロボット議員連盟が提言に込めた狙い、政府が「AIロボティクス戦略」を策定した背景、米国・中国との競争をどう捉えているのか、日本の強みはどこにあるのかについて詳しく聞きます。
また、産業界、スタートアップ、研究機関は今後どのような役割を担うべきなのか。ロボット産業に携わる人が知っておきたい、日本のAIロボティクス戦略の全体像と、社会実装に向けた具体策に迫ります。
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急成長する中国ヒューマノイド市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く
ロボスタではオンラインセミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」を開催します。

匠新(ジャンシン)は、「日中イノベーションのエコシステム」をつくることを掲げ、日本企業と中国企業、政府機関、大学、投資家、メディアをつなぎ、日中間の事業連携を支援してきた企業。中国ヒューマノイド市場の最新動向とデータ分析、中国イノベーションの現場、日本企業との連携事例、日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか、などについて解説していただきます。
世界をリードする中国ヒューマノイド産業の現在地と、日本企業にとっての連携・参入の可能性を、データと具体的な事例から読み解く貴重な機会です。
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