ヴイストン株式会社は、LiDAR(LRF)を搭載した卓上サイズのROS対応台車ロボット「ライトローバー」について、ROS 2対応のドキュメントおよびサンプル類をLTSバージョンの最新版に更新し、無償公開した。
すでに製品を所有しているユーザーは、無償でダウンロード・アップデートが可能だ。
ROS 2最新環境への対応と公開内容
今回公開されたドキュメントおよびパッケージの動作環境は、OSがUbuntu MATE 24.04、ROSがROS2 Jazzyとなっている。
公開されたサンプルプログラムは以下の3種類だ。
ゲームパッドからの操作
SLAM(slam-toolbox)
自律走行(Nav2)
なお、動作にはドキュメントに従い、ライトローバー搭載のRaspberry Piへのセットアップが必要となる。
同社は、ロボット関連技術の研究開発や人材育成を進める上で、学習教材が長く活用できることが極めて重要であると考えており、本アップデートの提供を通じてロボット業界全体の人材教育・技術育成に貢献していく方針を示している。


LiDARとRaspberry Pi 4を搭載した小型設計
ライトローバーは、W160×D150×H116.8(mm)の卓上サイズながら、RAM容量4GB版のRaspberry Pi 4 Model BとLiDAR(LRF)を標準搭載した小型二輪台車ロボットだ。本体重量は約516g(バッテリー含まず)で、素材にはアルミニウムを採用している。
駆動方式は二輪駆動で後部ボールキャスターを1基備え、最高速度は実測値で0.6m/sとなっている。2基の駆動用モーターには標準でエンコーダーが搭載されており、PID制御による速度制御やオドメトリ情報への変換、SLAMおよび自律走行など多様なアプリケーションの学習・開発が可能だ。
モーター制御基板として新規開発された「VS-WRC201」を採用し、エンコーダー出力値のRaspberry Pi 4への入力と効率的なモーター回転制御を実現している。
インターフェースはUSBシリアル、Wi-Fi、Bluetooth、I2Cに対応する。


電源仕様と販売情報
電源は別売の単3ニッケル水素充電池4本を標準とするが、市販のモバイルバッテリーによる給電も可能だ。電源口はモーター制御基板VS-WRC201のUSB Micro-B端子、またはRaspberry Pi 4基板のUSB Type-C端子から選択できる。ただし、ROS 2環境での運用時は電源安定性の観点からRaspberry Pi 4基板のUSB Type-C端子からの給電が必要となる。
本製品は学校や企業での学習・教育・研修・研究用途に広く活用されており、同社の公式WebショップであるヴイストンロボットショップにてLiDAR搭載学習用台車ロボット ライトローバーを66,000円(税込)で販売している。

ロボスタ・オンラインセミナー情報
人とロボットが共生するこれからの住環境 MWが語る 住宅×フィジカルAI×ロボティクス最前線
5月には株式会社MWの成田修造氏を迎え、「人とロボットが共生するこれからの住環境 MWが語る 住宅×フィジカルAI×ロボティクス最前線」を開催します。
フィジカルAIやヒューマノイドが話題になる中、「ロボットやAIが溶け込む住宅とは何か」という、近い未来に起こる住環境の変革について解説していただきます。

フィジカルAIやロボットが住宅環境にどのような進化を与えるのか。斬新な発想とデザイン、AIやロボットの活用法やビジネスモデルを紹介します。
セミナーの詳細とお申し込みはこちら。
アイリスグループのロボット事業拡大戦略 ~AIロボット市場の勝ち筋を探る
5月26日(火)には「実装」と「販売」の両輪でAIロボット市場を開拓している、アイリスオーヤマを筆頭としたアイリスグループによる「アイリスグループのロボット事業拡大戦略 ~AIロボット市場の勝ち筋を探る」を開催。

同グループの実績は、清掃ロボットを中心に導入企業7,000社以上、累計出荷台数は22,000台以上にのぼり、急成長を遂げています。
セミナーでは、アイリスオーヤマの大山社長が登壇、ロボット事業戦略についてご講演頂きます。続いて、東京大学大学院情報システム工学研究室(JSK)出身で、元Googleのロボットエンジニアであり、同社傘下のシンクロボの小倉社長より製品スペック等の詳細をご説明頂きます。
セミナーの詳細とお申し込みはこちら







