株式会社ピーエムティーは、冷凍倉庫における自動化の実現に向け、冷凍環境対応AMR(自律移動ロボット)の実証実験をニチレイロジグループR&Dセンターで行った。
冷凍物流の深刻な課題に応える
冷凍倉庫での作業は-20℃前後という過酷な環境下で行われ、作業者への身体的負荷が極めて高い。人材不足の深刻化に加え、改正物流効率化法による荷待ち時間短縮の義務化など、業界全体が省人化・高度化を迫られている状況だ。
こうした背景を受け、同社は冷凍環境に対応したAMRの開発を推進。実証実験を通じて実運用モデルの確立を目指す。
3つの検証軸と際立つ技術的特徴
実証実験では、(1)冷凍対応AMRの導入・検証、(2)実運用環境への適用検証、(3)システム連携・運用最適化、の3軸で検証を進める。
開発中のAMRは、センサー・バッテリー・駆動系を最適化し、-20℃以下での安定的な連続稼働を実現。冷凍・冷蔵・常温の3温度帯をまたいだ運用にも対応する。


またSLAM技術を活用した高精度な自律走行により、動的環境下でも柔軟に経路を最適化。大規模な設備改修を必要とせず既存倉庫レイアウトのまま導入できる拡張性も備え、両面・田の字・川の字など多様なパレット搬送にも対応している。
量産化・複数拠点展開へ段階的に推進
導入によって期待されるメリットは、冷凍庫内の作業負荷軽減と安全性向上、搬送効率向上によるリードタイム短縮、連続稼働による繁忙時間帯の負荷分散など多岐にわたる。

同社は本実証実験で「安定稼働」と「運用適合性」を確立した後、量産化を推進し段階的に複数拠点への展開を図る方針だ。将来的にはAMRを中核とした統合物流システムの構築により、コールドチェーン全体の最適化への貢献を目指すとしている。
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