知覚と移動を一体化した基盤モデル「AGILE」をAGIBOTが発表 ヒューマノイドX2の動作で見せた実用性とは【動画】

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中国のロボットメーカーAGIBOTは最新の知覚・移動統合基盤モデル「AGILE(AGIBOT Generative Intelligent Locomotion Engine)」を発表した。その性能を示す映像として、2026年5月28日、視覚的認識能力を備えた同社のヒューマノイド「X2」のデモをYouTubeで公開した。

屋外のバスケットコートでボールを受け止める様子や、室内では動くボールを追いかけ、高さの異なる段差を認識して登り、大型の金属ボックスを抱えて歩き、冷蔵庫の扉を開けて物を収納する姿が確認できる。映像には「Shot on Camera. No AI」という但し書きも添えられており、CGや画像生成による演出ではないことを同社は明示している。

ボール追跡テストが示すもの

動画の中で特に技術的な意味合いが強いシーンとして、室内で行われたボール追跡のテストが挙げられる。広いフロアに複数のカラーボールが散らばった状態で、X2が自律的に動き回る。

カメラから得た情報をもとに歩行経路を変えながらボールを追うこの映像は、知覚と移動が連動していることを定量的に示す試みと言えるだろう。

段差の昇降テストでは、高さ15cm・20cm・25cmのブロックが階段状に並んだ試験台をAGIBOT X2が自律で登る様子が収録されている。各段のラベルが映像に映し出されており、ロボットが段差の高さを視覚的に認識して脚の動きを調整していることが見て取れる。続いて実際の建物内の階段を昇降するシーンへとつながる。

物流から家庭まで連続するタスク

動画の後半は、より実用的な場面が続く。X2が金属製の大型ボックスを棚から取り出し、それを両腕で保持するシーンでは、ボックスを腹部に抱えた状態での歩行が実現していることが確認できる。

AGILEが示す可能性

倉庫・物流・製造の現場では、多様なタスクを一台のロボットが柔軟に担えるかどうかが導入コストに直結する。

専用機では対応しきれない作業の幅を、知覚と移動が統合されたヒューマノイドがどこまで埋められるかが今後の注目テーマとも言えるだろう。

《ロボスタ編集部》

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