W杯2026にヒューマノイド「Atlas」・四足歩行「Spot」を投入 ヒョンデとボストン・ダイナミクス

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2026年7月7日、HyundaiWorldwide公式YouTubeで「Hyundai x BBC | The Training Ground (Full ver.)」と題した動画が公開された。

ヒョンデ(Hyundai Motor Company)とボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)は、FIFAワールドカップ 2026に向けたロボット技術の導入を進めている。

両社は四足歩行ロボット「Spot」とヒューマノイドロボット「Atlas」を投入し、ロボットと人間が真のパートナーシップを築いて働く未来のビジョンを提示する。1999年以来、同大会をサポートしてきたヒョンデは、ロボット技術によりモビリティの境界をさらに拡大する構えだ。

「Spot」と「Atlas」がワールドカップの舞台で果たす役割

ボストン・ダイナミクスは「作って、壊して、直す(build it break it fix it)」という開発姿勢のもと、アイデア出しから製造、プログラミング、トレーニングまで全工程を自社内で行う。

同社が開発した「Spot」は、すでに工場での現場点検やセキュリティ業務などで大規模な実社会導入を実現しており、今大会ではスタジアムで来場者の安全確保を支援する。

一方、サッカーの言語を学んだ「Atlas」はスタジアムでファンの体験に革新をもたらす。ファンとの交流は、ロボットの活躍の場をピッチ外へ広げるための実世界における試験場として活用され、その開発プロセスは工場などの実環境におけるロボットの動作進化に役立てられる。

「Atlas」の技術的特徴とAIによる飛躍的進歩

Atlasの核心的な強みは、ある状況で学んだスキルを別の状況へシームレスに転移させる能力にある。このヒューマノイドロボットは、超人的な動きを可能にする可動域制限のない関節や、優れたダイナミックなバランス制御技術を搭載する。さらに、自ら学び成長するAIの頭脳によって、高度なフィジカルAIが実現されている。

ロボットのトレーニング方法もAIの進化によって劇的に変化している。わずか5年前は研究開発の段階であったが、AIの飛躍的進歩により、すべてのタスクを細かくプログラミングする必要はなくなった。現在はハイレベルなタスク条件を指定するだけで、何千回ものシミュレーションを経てAIが詳細を自動で解決する。現在は遠隔操作やモーションキャプチャー技術が用いられているが、将来的には自然言語や簡単なデモンストレーションを通じて技術を教えることが可能になると予想される。

人間とロボットが真のパートナーシップを築く未来へ

ヒョンデとボストン・ダイナミクスは、ロボットと人間が共存する未来のビジョンを共有している。両社は、FIFAワールドカップ 2026の舞台から、その新たな未来を始動させるとしている。

今回の取り組みは、将来的に工場や実社会の様々な場面でロボットが人間をサポートするための重要なステップとなる。


ロボスタオンラインセミナー情報

JR西日本が導入した「汎用人型重機」人機一体の金岡博士が登壇

「あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」。
「汎用人型重機」「多機能鉄道重機」という新たな産業ロボットの概念を切り拓いてきた人機一体の代表、金岡博士がオンラインセミナー「人機一体に聞く「人型重機とフィジカルAI」社会実装のリアル ~人を拡張するロボットの最前線~」に登壇。
JR西日本と共同で開発・実証が進む「人型重機」による鉄道インフラ保守の最前線をご紹介。高所作業や危険作業を人に代わって担うロボットが、どのように現場へ導入され、実際の業務を変革し始めているのかを、具体事例とともに解説します。
また、ヒューマノイドやフィジカルAIの潮流にも踏み込み、人機バイラテラルアームに代表されるマニピュレーション技術の進化、人間の技能のデータ化・再現といった技術的アプローチについても、現場視点で整理します。

【オンラインセミナー】人機一体に聞く「人型重機とフィジカルAI」社会実装のリアル ~人を拡張するロボットの最前線~

先着50名様を無料でご招待します。詳しくはこちら

ロボットの世界大会「ロボカップ」にもヒューマノイド・フィジカルAIの波

ヒューマノイドとフィジカルAIで変革期を迎える「ロボカップ」の現状を解説するセミナー「ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流」を開催します。

【セミナー】ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流

「2050年までにサッカーのFIFAワールドカップ優勝チームに勝てる完全自律型ヒューマノイドチームを実現する」という壮大な目標を掲げて、ロボット競技の世界大会「ロボカップ」は1997年に日本からスタートしました。サッカーは認識、判断、移動、協調行動などAIとロボティクスの要素技術を総合的に必要とするため、研究開発を加速させる共通課題として選ばれました。

その後、レスキュー、ホーム/サービス、産業応用(インダストリー)などへ分野を拡大し、世界中の研究者や学生が参加するロボット・AI研究の国際プラットフォームへと発展しています。
本セミナーでは、ロボカップ日本委員会理事長であり、東京情報デザイン専門職大学教授の岡田浩之先生をお迎えし、ロボカップの歴史と現在地、ヒューマノイド化が進む背景、各リーグの最新動向、そして日本が直面する課題について解説いただきます。

さらに、韓国で2026年7月に開催される「RoboCup 2026世界大会」の現地レポートとして、写真や動画を交えながら、世界大会の最前線で何が起きているのかをご紹介いただきます。

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《ロボスタ編集部》

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