株式会社オリィ研究所は2026年7月7日、分身ロボットカフェ「DAWN ver.β」の2拠点目となる新店舗「分身ロボットカフェDAWN YOKOHAMA(仮称)」を、神奈川県横浜市中区の関内馬車道エリアにオープンすると発表した。オープン予定時期は2027年8月(予定)で、国際情勢等により変更となる可能性があるとしている。
寝たきりでも働ける分身ロボットカフェとは?
分身ロボットカフェDAWNは、ALSなどの難病や重度の肢体障害、精神疾患、がん療養中、介護中といった理由で外出や通勤が困難な人たちが、遠隔操作型の分身ロボット「OriHime」を通じてカフェの接客・注文対応などの仕事に就く場として、2018年の実証実験を経て2021年に東京・日本橋に常設1号店が開業した。
「人類の孤独の解消」を理念に掲げ、これまでに年間約6万人がゲストとして来店し、100人を超えるパイロット(分身ロボットの操作者)が就労してきたという。2025年にはデンマークで海外初となる実験カフェも開催されている。
オリィ研究所代表の吉藤健太朗氏は、「障害という概念が残っていることはテクノロジーの敗北である」という考えのもと、横浜2号店では「移動が困難な当事者とともに次世代を育てる場」という新たなテーマを掲げるとコメントしている。

8月にはプレイベントも開催
横浜店の本開業に先立ち、2026年8月25日(火)から31日(月)にかけて、プレイベント「OriHime MIRAIパーク in 横浜」がMARK IS みなとみらい 1F「みんなのアトリエ」にて開催される。

会場では、OriHimeの活動を紹介する「OriHimeギャラリー」、ものづくりを体験できる「ワークショップラボ」、実際にOriHimeを操作できる「OriHime操作体験」の3コンテンツが用意される予定。参加費・事前申込はいずれも不要で、詳細は後日オリィ研究所から発表される見込みだ。
OriHime導入は800件超、人材紹介事業も展開
オリィ研究所は分身ロボット「OriHime」のほか、テレワーク型の身長120cmロボット「OriHime-D」、視線や僅かな身体の動きで意思伝達を行う「OriHime eye+Switch」などを開発・提供している。これまでに企業や自治体などへのOriHime導入は800件を超え、特別支援学校向けの「OriHimeインターンシップ」や「リモートスポーツ大会」といった取り組みも行ってきた。
分身ロボットの操作を担う人材と企業をつなぐ人材紹介事業「FLEMEE」も展開しており、横浜2号店は、テクノロジーを通じて誰もが社会と関わり続けられる場をさらに広げる一歩となりそうだ。


