株式会社ProVisionは2026年7月28日、ロボティクス事業における開発・品質検証から、PoC(概念実証)の現場導入、物流・在庫管理、運用・サポートまでを一気通貫で支援する「ロボティクス現場まるごとBPOパッケージ」の提供を開始したと発表した。
PMOを中心とした専門チームが現場業務を包括支援
同サービスは、ロボティクス領域でのこれまでの対応実績をもとに、現場で必要となる支援を体系化したものだ。PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)を中心に、QAエンジニア、生産管理、フィールドデプロイ、カスタマーサクセス、テクニカルサポートなど各領域の専門知見を持つ人材でチームを編成し、ロボティクス事業の各フェーズで発生する現場業務を支援する。
ロボティクス事業では、実機を用いた品質検証やPoC対応、設置・マッピング、部品・在庫管理、導入後のサポートなど多様な現場業務が発生する。導入台数や拠点数の増加に伴い、コア人材の負担や複数ベンダーとの調整工数が増えることも課題となっていた。そこでProVisionは、品質検証やプロジェクト推進、現場運用で培った知見を生かし、各工程を専門チームで支援する体制を整えた。
4つの支援領域をワンストップで提供
「ロボティクス現場まるごとBPOパッケージ」は、プロジェクトのフェーズや業務量に応じて必要な専門人材でチームを編成し、次の4領域を支援する。
プロジェクト推進:PMOによる進捗管理やベンダー折衝など
開発・品質検証:ロボット実機のQAや不具合原因の調査、AIモデル用データの収集・評価など
PoC・現場導入:ロボットの設置やマッピング、現場スタッフへの教育など
量産・導入後の運用支援:製品・パーツの受発注や在庫管理、稼働データの分析、技術的な問い合わせ対応など
PMOが企業との単一窓口となり、プロジェクト全体の進行管理や課題整理、各担当者間の連携、業務フローの構築・改善を担う点が特徴だ。

清掃・配膳ロボットからヒューマノイドまで幅広く対応
ProVisionは強みとしては以下の要素が挙げられる。
清掃・配膳ロボット、自動倉庫ロボット、アームロボット、ヒューマノイドなど幅広いジャンルの機体の運用・検証を支援
深夜・早朝を含む全国各地への出張実績を生かして多拠点導入や現地検証に対応
AIモデル用データの収集・評価やアノテーション、Pythonを用いた業務自動化などAI活用・業務自動化

企業側の負担軽減とナレッジ資産化を狙う
導入によって、PMOが窓口となり各担当者やベンダーとの連携・進行管理を担うことで企業側のディレクション工数を削減できるほか、現場導入や運用、問い合わせ対応を専門チームが担うことで社内の開発担当者や事業責任者が製品開発や事業戦略に注力できる体制づくりを支援する。
また、現場で得られたノウハウや業務手順をチーム内で共有することで特定担当者への属人化を防ぎ、人員が変わった場合にもナレッジを引き継げる体制を整える。
ロボティクス事業者にとって、実機検証や多拠点導入、運用保守といった現場業務は事業拡大に伴い負担が大きくなりやすい領域だ。専門チームによるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を活用することで、開発リソースを本業に集中させる動きは今後も広がっていきそうだ。
hr>ロボスタオンラインセミナー情報
ロボットの世界大会「ロボカップ」にもヒューマノイド・フィジカルAIの波
ヒューマノイドとフィジカルAIで変革期を迎える「ロボカップ」の現状を解説するセミナー「ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流」を開催します。

ロボット競技の世界大会「ロボカップ」は1997年に日本からスタート。サッカーは認識、判断、移動、協調行動などAIとロボティクスの要素技術を総合的に必要とするため、研究開発を加速させる共通課題として選ばれました。その後、レスキュー、ホーム/サービス、産業応用(インダストリー)、ジュニアなどへ分野を拡大しています。
セミナーでは、ロボカップ日本委員会理事長の岡田教授をお迎えし、ロボカップの歴史と現在地、ヒューマノイド化が進む背景、各リーグの最新動向、そして日本が直面する課題について解説いただきます。さらに、韓国で2026年7月に開催される「RoboCup 2026世界大会」の現地レポートとして、写真や動画を交えながら、世界大会の最前線で何が起きているのかをご紹介いただきます。
先着で無料ご招待します。詳しくはこちら。
「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略
ロボット議員連盟会長であり、自民党経済産業部会のロボティクス戦略プロジェクトチーム座長も務める山際大志郎衆議院議員をお招きして、オンライン対談「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略 を開催します。

2026年、日本政府はAIロボティクスを新たな成長分野として位置付け、「AIロボティクス戦略」を策定しました。この戦略の策定を政治の側から後押ししたのがロボット議員連盟であり、2026年6月には新たな提言をまとめ、官房長官へ手交しています。
ロボット議員連盟が提言に込めた狙い、政府が「AIロボティクス戦略」を策定した背景、米国・中国との競争をどう捉えているのか、日本の強みはどこにあるのかについて詳しく聞きます。
また、産業界、スタートアップ、研究機関は今後どのような役割を担うべきなのか。ロボット産業に携わる人が知っておきたい、日本のAIロボティクス戦略の全体像と、社会実装に向けた具体策に迫ります。
先着で無料ご招待します。詳しくはこちら。
急成長する中国ヒューマノイド市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く
ロボスタではオンラインセミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」を開催します。

匠新(ジャンシン)は、「日中イノベーションのエコシステム」をつくることを掲げ、日本企業と中国企業、政府機関、大学、投資家、メディアをつなぎ、日中間の事業連携を支援してきた企業。中国ヒューマノイド市場の最新動向とデータ分析、中国イノベーションの現場、日本企業との連携事例、日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか、などについて解説していただきます。
世界をリードする中国ヒューマノイド産業の現在地と、日本企業にとっての連携・参入の可能性を、データと具体的な事例から読み解く貴重な機会です。
先着で無料ご招待します。詳しくはこちら。


