中国のAGIBOTは、2026年9月8日、ドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2026」において、ヒューマノイドロボット「AGIBOT A3」と「AGIBOT X2」がIFAイノベーションアワードおよび複数の海外テックメディアから評価を受けたと発表した。
今回の評価では、ヒューマノイドロボットの移動性能、インテリジェントなインタラクション、複数台のロボットによる協調動作といった技術面の進展と、実社会での活用可能性が焦点となった。
A3はIFAイノベーションアワードなど複数の賞を受賞
AGIBOT A3は、IFAイノベーションアワード2026の「Best in IFA Next & Emerging Technologies」部門で受賞した。
IFA 2026の会場でAGIBOTは、A3を用いた複数のデモンストレーションを実施した。A3は身長173cm・重量55kgのフルサイズのヒューマノイドロボットで、高い運動性能と長時間の稼働、UWB(超広帯域無線)を用いた群制御機能を備え、100台以上のロボットの連携動作に対応する。
X2はインテリジェントなサービス機能で評価
AGIBOT X2も、IFAイノベーションアワード2026の「Best in IFA Next & Emerging Technologies」部門でオナリー(次点)としての評価を受けた。
海外メディアのGadget Flowは「Best Products of IFA 2026」にX2を選出し、コンパクトなヒューマノイドロボットが備える知的なナビゲーション機能、人とのインタラクション、柔軟な配置のしやすさを評価している。
AGIBOT X2は、商業施設や展示会場、教育現場などでの自律的なサービス提供を想定して設計されており、自律ナビゲーション機能に加えて、来場者への声かけ・多言語での案内・知識に基づく質疑応答・表情を伴ったインタラクションといった「挨拶・説明・応答」機能を備える。
UWBによる群制御によって複数台のロボットの連携動作が可能であるほか、AGIBOTのプラットフォーム「LinkCraft」「LinkSoul」との連携により、動作や表情、インタラクション内容のカスタマイズにも対応する。
エンボディドAI技術の実用化に向けた取り組み
AGIBOTは、移動制御・インタラクション・操作の3つの知能を統合するアーキテクチャを核として、エンボディドAI技術の開発を進めている企業だ。
製品ラインアップはヒューマノイドロボットのほか、四足歩行ロボットや器用なハンド機構、業務用清掃ロボットなど多岐にわたる。
今回のIFA 2026で、AGIBOTが進めるヒューマノイドロボットの実社会での活用に向けた取り組みが、国際的な場で改めて注目を集めたと言えるだろう。
ロボスタオンラインセミナー情報
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講演では、「フィジカルAIになぜ学習データが重要なのか」といった基礎から、VLAや模倣学習、テレオペレーションによる実世界データの収集、アノテーション、シミュレーションや合成データの活用まで、フィジカルAIの学習データがどのように作られるのかをわかりやすく解説していただきます。
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「触覚」のAIロボット最新研究と実装の最前線
ロボスタでは、AIロボット実装の鍵を握る最新技術のひとつ「触覚・力覚」をテーマに、オンラインセミナー「ロボットは「触覚」で進化する ヒューマノイド・フィジカルAI時代のハプティクス最前線」を9月17日(木)に開催します。

講演では、「人間の触覚・力覚とは何か」「ロボットに触覚はなぜ必要なのか」といった基礎から、視覚AIとの融合、遠隔操作やテレオペレーションとの関係、医療・介護・製造分野への応用、さらにはヒューマノイドやフィジカルAI時代における触覚技術の役割まで、最新の研究動向を交えながらわかりやすく解説していただきます。
後半は、柔軟ゴムセンサ「e-Rubber」の開発や実証実験、「身体性AI」やロボットへの応用事例等をご紹介。
大学等における最先端研究と、企業による社会実装の両面から、触覚技術の現在地と今後の可能性を深掘りします。ぜひ、ご参加下さい。
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