フィジカルAI社会実装へ、スマートスケープがTsukArm RoboticsとPick&Place自動化を共同展示

フィジカルAI社会実装へ、スマートスケープがTsukArm RoboticsとPick&Place自動化を共同展示

スマートスケープ株式会社は、AI・デジタルツイン・ロボティクスを融合したフィジカルAIソリューションの提供を強化している。同社は国内有数のロボティクス・メカトロニクス分野の専門イベント「ROBOMECH2026 in Fukuoka」において、TsukArm Robotics株式会社との共同展示を実施した。

展示会全体では2,500名を超える来場者が参加し、研究機関や製造業関係者を中心に、ロボット導入前の検証手法やデジタルツイン活用に関する意見交換が行われた(会期:2026年6月28日から7月1日、会場:福岡国際会議場、主催:一般社団法人日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門)。

Sim2Realで現場の課題を解決

近年、AIが実際のロボットや設備を制御し、現実世界の課題を解決する「フィジカルAI」への期待が高まっている。製造業や物流業では人手不足や生産性向上への対応策としてロボット活用への期待が拡大する一方、実機検証にかかる時間とコスト、現場ごとに異なる環境への適応など多くの課題がある。

同社はデジタルツイン技術を活用し、現実空間を高精度に再現した仮想環境でロボットの動作や制御を事前検証できる環境を提供している。実機導入前にシミュレーションを繰り返すことで、開発期間の短縮や導入リスクの低減に寄与する。

展示を通じて見えた市場ニーズ

「ROBOMECH2026」では、同社のデジタルツイン技術とTsukArm Roboticsのロボティクス技術を組み合わせた「ロボットによるPick&Place自動化ソリューション」を展示した。ブロックを用いたデモを通じて、シミュレーション環境と実機環境を連携させるソリューションを紹介し、多くの来場者から高い関心が寄せられた。

展示期間中には、ロボット導入前の検証工数削減、シミュレーション環境と実機環境の連携、AIを活用した自律制御、デジタルツインによる設備運用の高度化といったテーマについて相談や意見交換が行われた。会場ではヒューマノイドロボットへの関心も高く、これまでPoC段階を中心に進められていた活用検討が、実際の製造現場や物流現場への導入を前提とした議論へと変化していることが確認された。展示したOpenArmには、ロボティクス関連の大学や研究機関から多数の問い合わせが寄せられ、一部では導入に向けた具体的な商談も開始されている。

導入後の運用まで支援するデジタルツイン

同社のデジタルツイン環境は、ロボット導入前の検証用途だけでなく、導入後の運用基盤としても継続的に活用できる点が特長である。構築したデジタルツイン環境は実機システムと連携し、遠隔監視や遠隔操作を可能にする。設備の稼働状況をリアルタイムで把握しながら、運用・保守・改善までを一貫して支援する。

今後の展開

同社は、UnityやOmniverseを活用した高精度なバーチャルシミュレーションに加え、AIを活用したロボットシミュレーション、デジタルツイン技術を活用したSim2Realソリューションをワンストップで提供している。今後は製造業・物流業を中心にフィジカルAIソリューションの展開をさらに強化するとともに、研究機関からのニーズにも対応し、ロボット開発・検証環境の提供から実機導入、運用支援までを一貫して支援するとしている。

また、同社は2026年9月1日から4日に金沢大学で開催される「第44回日本ロボット学会学術講演会」においても、TsukArm Roboticsとの共同展示を予定している。


ロボスタオンラインセミナー情報

「触覚」のAIロボット最新研究と実装の最前線

ロボスタでは、AIロボット実装の鍵を握る最新技術のひとつ「触覚・力覚」をテーマに、オンラインセミナー「ロボットは「触覚」で進化する ヒューマノイド・フィジカルAI時代のハプティクス最前線」を9月17日(木)に開催します。

セミナー「ロボットは「触覚」で進化する ヒューマノイド・フィジカルAI時代のハプティクス最前線」を開催

講演では、「人間の触覚・力覚とは何か」「ロボットに触覚はなぜ必要なのか」といった基礎から、視覚AIとの融合、遠隔操作やテレオペレーションとの関係、医療・介護・製造分野への応用、さらにはヒューマノイドやフィジカルAI時代における触覚技術の役割まで、最新の研究動向を交えながらわかりやすく解説していただきます。
後半は、柔軟ゴムセンサ「e-Rubber」の開発や実証実験、「身体性AI」やロボットへの応用事例等をご紹介。

大学等における最先端研究と、企業による社会実装の両面から、触覚技術の現在地と今後の可能性を深掘りします。ぜひ、ご参加下さい。
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「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略

ロボット議員連盟会長であり、自民党経済産業部会のロボティクス戦略プロジェクトチーム座長も務める山際大志郎衆議院議員をお招きして、オンライン対談「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略 を開催します。

セミナー「AIロボティクス立国」実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略

2026年、日本政府はAIロボティクスを新たな成長分野として位置付け、「AIロボティクス戦略」を策定しました。この戦略の策定を政治の側から後押ししたのがロボット議員連盟であり、2026年6月には新たな提言をまとめ、官房長官へ手交しています。

ロボット議員連盟が提言に込めた狙い、政府が「AIロボティクス戦略」を策定した背景、米国・中国との競争をどう捉えているのか、日本の強みはどこにあるのかについて詳しく聞きます。

また、産業界、スタートアップ、研究機関は今後どのような役割を担うべきなのか。ロボット産業に携わる人が知っておきたい、日本のAIロボティクス戦略の全体像と、社会実装に向けた具体策に迫ります。

先着で無料ご招待します。詳しくはこちら

急成長する中国ヒューマノイド市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く

ロボスタではオンラインセミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」を開催します。

セミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」

匠新(ジャンシン)は、「日中イノベーションのエコシステム」をつくることを掲げ、日本企業と中国企業、政府機関、大学、投資家、メディアをつなぎ、日中間の事業連携を支援してきた企業。中国ヒューマノイド市場の最新動向とデータ分析、中国イノベーションの現場、日本企業との連携事例、日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか、などについて解説していただきます。

世界をリードする中国ヒューマノイド産業の現在地と、日本企業にとっての連携・参入の可能性を、データと具体的な事例から読み解く貴重な機会です。

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《ロボスタ編集部》

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