ugoの点検AIロボット「ugo mini」ルネサスの半導体工場に複数台導入 クリーンルーム内の日常点検を省力化

ugoの点検AIロボット「ugo mini」ルネサスの半導体工場に複数台導入 クリーンルーム内の日常点検を省力化

フィジカルAIの社会実装を推進するugo株式会社は、ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング株式会社(以下、ルネサス)の那珂工場に、点検ロボット「ugo mini(ユーゴーミニ)」の本導入を開始したと発表した。

現在、同工場には3台のugo miniが導入されており、日常点検業務の省力化に向けた運用が進んでいる。

今回の導入は、2025年から実証実験を重ねたうえで本導入へ移行したものだ。その後、需要の高まりを受けて段階的に増台してきた。

広大な工場の点検工数と人手不足が背景

半導体業界では人財採用市場の競争が激化しており、人手不足への対応が大きな課題となっている。加えて半導体工場は施設面積が広大で、多くの生産装置の点検にかかる工数の大きさも悩みどころだった。ルネサスは全社的にスマートファクトリー化を推進しており、こうした課題への対応を進めている。

ugoは2026年6月、ugo miniがISOクリーンルーム規格Class 4相当の環境での運用に適した水準であることを確認している。今回のSub-Fabエリア(ISO Class 6相当)への導入は、この知見を活かした取り組みと位置づけられる。

Sub-Fabエリアの日常点検を担当

ugo miniが担うのは、半導体工場のクリーンルーム内にある付帯設備、Sub-Fabエリアでの日常点検だ。主な役割は次の2点である。

  • 設備点検:工場内を自律走行し、設備の点検箇所をカメラで撮影してレポートに保存

  • 点検システムとの連携:取得した点検データをAPI経由で点検システムと連携

人が巡回して行っていた撮影・記録の作業をロボットが引き受け、データを点検システムへ自動でつなぐことで、点検業務の省力化を図る。

他のエリア・拠点への展開も視野に

今後は、那珂工場内の他のエリアや他拠点への展開も視野に、評価・検討が進められている。ugoは、半導体業界における点検業務の自動化ニーズに応えながら、クリーンルーム環境でのロボット活用の裾野をさらに広げるとしている。

ugo miniをめぐっては、西武鉄道の変電所への導入が先日発表されたばかりだ。鉄道設備から半導体工場まで、点検ロボットの活用の場は着実に広がっていると言えるだろう。


また、機種は異なるが「ugo Nova」も9月16日の「フィジカルAI Summit」で披露された。


同社ロボットの導入事例に今後も注目していきたい。


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