株式会社SHIN-JIGENは、2026年10月27日(火)、関西大学ビジネスデータサイエンス学部でCEOの岡本球夫氏がゲスト講師を務めた特別講義を行ったと発表した。
テーマはフィジカルAI時代における日本の強みで、現場で学習するエッジAIと国際標準化の重要性などを取り上げた。
データサイエンスと経営の知見を融合する学部で実施
ビジネスデータサイエンス学部は、データサイエンスと経営・経済などのビジネスの知見を組み合わせ、企業や社会の課題解決と新たな価値の創出を担う人材の育成を目指す学部だ。今回の特別講義は、この学部でゲスト講師として招かれる形で行われた。
SHIN-JIGENは、ロボティクスやAIといった先端技術を起点に、技術の社会実装や新規事業の創出に取り組んでいる。講義では、同社やCEOの岡本が関わってきた開発やプロジェクト、そこで得た経験を紹介した。


学生への問いかけを交え、フィジカルAIと標準化を解説
授業は一方的な講義にとどまらず、学生へ問いかけながら進める形式だった。フィジカルAIが社会に入っていくために何が必要かを、学生自身に考えさせる場面を設けたという。現場で学習するエッジAIの考え方や、技術を国際標準にしていく取り組みの意義についても説明があった。
フィジカルAIは、ロボットなど物理的な実体を持つ機械にAIを組み合わせ、現実の環境で判断や動作を行わせる技術領域を指す。開発競争が中国やアメリカを中心に語られることが多いなか、日本の現場力をどう生かすかが今回の講義の軸になった。
学生からは「国際標準化が競争力につながると分かった」などの声
受講した学生からは、次のような感想が寄せられたという。
「優れた技術を持つだけでなく、国際標準化を進めることが世界での競争力や市場拡大につながると分かった」
「米中に遅れを取っていると感じていたが、日本の現場力や強みを生かして世界で存在感を示せるという話に誇りを持てた」
「自分の将来の進路や研究テーマの選択肢として、フィジカルAIを深く学びたくなった」
同社は、フィジカルAIや標準化の基礎理解にとどまらず、日本の産業の未来や自身のキャリアを主体的に考えるきっかけになったとしている。
ロボスタオンラインセミナー情報
■自民党ロボット議連・山田太郎事務局長が語る『日本のフィジカルAI開発戦略』
日本はフィジカルAIでどう勝つのか。ロボット基盤モデル、VLA、実世界データなどの技術動向から、国家戦略の実行ロードマップまで。技術と政策の両面から読み解く85分間。
ロボスタでは、米PTCでの勤務や製造業向け企業の経営経験を持ち、現在はロボット議員連盟の事務局長としてAIロボティクス政策を推進する参議院議員・山田太郎氏をお招きして、オンラインセミナー「日本はフィジカルAIでどう勝つのか ~ロボット議連・山田太郎事務局長が語る「AIロボティクス戦略」実行フェーズ~」を11月13日(金)に開催します。

日本が強みを持つ産業用ロボットや製造業、部品・制御技術を、ロボット基盤モデルの開発や実世界データの収集・活用にどう結びつけ、国際競争力を高めていくのか。
政府が掲げる「AIロボティクス戦略」、経済産業省の「GENIAC」、国産マルチモーダル基盤モデル開発プロジェクト「FRONTia」などについても掘り下げます。
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■Honda「P2」「ASIMO」の開発者、竹中氏が登壇
日本では約30年前から、人と共存するヒューマノイドの研究開発が進められてきました。その象徴的な存在が、Hondaの「P2」と「ASIMO」です。2026年4月には、その歴史的な技術的功績が評価され、「P2」が「IEEEマイルストーン」に認定されました。
ロボスタでは、Honda「P2」「ASIMO」の開発を中核で担った竹中透氏をお招きし、オンラインセミナー「Honda「P2」「ASIMO」が残した軌跡 開発者・竹中透氏が語るヒューマノイドの原点とフィジカルAI時代の未来」を2026年11月25日(水)に開催します。

当時のヒューマノイド開発の舞台裏と、そこから生まれた技術や開発思想、試行錯誤やブレークスルーについてお話しいただきます。
また、フィジカルAIによってヒューマノイドが再び世界的な注目を集める中、今後の技術進化や未来展望についても議論します。
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■フィジカルAIネイティブ「国産セミヒューマノイド」の全貌
ロボスタ・オンラインセミナーとして、警備・点検などの業務用ロボットを社会実装し、国産セミヒューマノイド「ugo Nova」の開発を進めるugo株式会社の松井健CEOをお招きして「国産セミヒューマノイド「ugo Nova」の全貌 松井CEOが語るフィジカルAI開発戦略と社会実装の最新動向」を、2026年12月15日(火)に開催します。

セミナーでは、ugoの松井健CEOを再びお招きし、「ugo Nova」の開発背景や従来機からの進化・強化ポイント、ロボット基盤モデルの仕組みと開発戦略などについて、具体的に解説していただきます。
また、AIロボット協会(AIRoA)が実施する「国産汎用ロボット開発コンペティション」での改良機開発フェーズへの進出をはじめ、共同プロジェクトの最新動向についても伺います。
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