NTTがロボットやデバイスを連携制御できる技術「R-env:連舞」のオープンな開発を推進
2016年2月16日、日本電信電話株式会社(以下、NTT)は、NTTが研究・開発したクラウド型インタラクション制御技術「R-env:連舞(れんぶ)」を使ったオープンな開発を推進すると発表しました。
ロボットやデバイスを連携制御できる技術「R-env:連舞™」のオープンな開発を推進
http://www.ntt.co.jp/news2016/1602/160216c.html
「R-env:連舞(れんぶ)」は、ざっくり言うと様々なロボットやIotデバイスに対応した、クラウド上での制御ソフトウェア。
去年の国際ロボット展でも連舞のデモが展示されました。その際のレポートがこちらです。
【2015国際ロボット展】気になるロボットをさらに見てきたよ!【独断と偏見3】
https://robotstart.info/2015/12/21/irex-2015-report3.html
3体のSotaと身長計・体重計・血圧計・プリンタの全てを連舞で制御するというデモでした。
WebブラウザによるGUI開発環境で、各ロボットごとの開発環境をそれぞれ習得しなくても、連舞を習得するだけで複数のロボット・Iotデバイスを制御できちゃいます。
ロボアプリデベロッパーの皆様、これって便利じゃないですか?
■連舞を実際に体験してみたい時は?
今回のプレスリリースでは、実際に連舞を体験できる場を3つ紹介しています。
1.NTT R&Dフォーラム2016(2016年2月18日・19日)
2016年2月18日・19日に開催される、NTT R&Dフォーラム2016で3種類のロボット(Sota,PALRO,RoBoHoN)と各種健康機器が連動するデモを体験することができるのですが、このイベントはNTTグループ会社社員からの招待制イベントなので、一般の方が今から入ろうとするのはは難しそうです。(知り合いにNTTの方がいたら、頼んでみてはいかがでしょうか?)
NTT R&Dフォーラム2016
https://labevent.ecl.ntt.co.jp/forum2016/info/
2.「R-env:連舞™ハッカソン(仮称)」(2016年3月19日・20日)
2016年3月19日・20日の二日間の日程で、連舞を使ったハッカソンが都内で開催予定だそうです。場所等の詳細は別途告知予定だそうなので、次の情報を待ちましょう。
ちなみに、過去に開催された連舞ハッカソンの様子は、以下レポートをご覧ください。
・【R-env:連舞】「ロボット×連舞アイデアソン」レポート!
・「ロボット×R-env:連舞×ロボットアイデアソン」レポート!東京編
3.オープンイノベーション活動の新たな場の開設(2016年度第一四半期予定)
2016年度第一四半期に、連舞を中心としたデバイス連携サービスの「仲間作り」を目指した活動、デバイス連携サービスの「コト作り」を推進する場を開設するそうです。この場所では「最新デバイスのハンズオンイベント」「定期的なハッカソンイベント」や「フィールドトライアル」「ビジネストライアル」が予定されています。
連舞の今後に期待です!
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。