「Pepper World 2016 夏」では、解っている限り2基のAndroid対応版Pepperが展示されていました。そのうち1基は、しっかりとお仕事をこなしていましたよ。
まずその前に、会場ではAndroid対応版 開発者向けPepper(Pepper for Dev)の最優先予約できるクーポンが配布されるとお伝えしていましたが、実際にはPepper for Devのチラシの形式で配布され、そこにクーポン番号が掲載されるという方法でした。
早めに予約したい方は無事にゲットできたでしょうか。
【速報】Pepperアンドロイド対応開発者向けモデルを7月21日から予約開始
https://robotstart.info/2016/07/13/news-android_pepper_0721.html
さて、本題ですが、来場したゲストの中には姿カタチは変わらなくても「Android対応版Pepperがはやく見たい」という人もいらっしゃったと思います。
その期待に応えてか、会場には2基のAndroid対応版Pepperが展示されていました。
1基はAndroid対応開発者向けPepperのブース内です。
文字通り、新しく予約をはかったり開始するPepper for Devを紹介するブースですね。いくつかAndroidアプリがPepperのタブレットにインストールされていました。人気だったのはパズドラ。更にPokémon Goもインストールされていました。Pepperのタブレット内でAndroid版パズドラが遊べていましたが・・まぁ・・「だからどうなの?」って言わないでね。
詳しくはロボスタのロボットエバンジェリストが詳しくお伝えしていますので、そちらをご覧ください。
【SoftBank World 2016 徹底レポート(番外編)】PepperでPokémon GOをやってみよう!
https://robotstart.info/2016/07/23/sbw2016-extra.html
もう1基のAndroid対応版Pepperがいたのは「翻訳/Skype連携」のブースで、Skype連携の方を担当していました。
スカイプと言えば世界的に使われているMicrosoftの通話ソフトですよね。インターネット回線を使って音声通話やビデオ通話ができます。私も海外や遠方の友達や仕事関係者と会話する際にはよく使います。通常はパソコンとパソコン、パソコンとスマホなどで通話します。
Android対応版Pepperにはスカイプと連携して通話ができる専用アプリがインストールされ、実際にノートパソコンとPepperとで、ビデオ通話をするデモが可能な状態になっていました。Pepper側はPepperのマイクとスピーカーで通話し、胸のタブレットで相手を見るという感じですね。
それだけではロボットを使って通話する意味はないのですが、ノートパソコンのスカイプ側からは相手のPepperにポーズをさせるコマンド欄が用意されていました。
つまり、相手はパソコン側から「ばいばーい」と言いながら、目の前のPepperに手を振らせる、と言ったことができるデモでした。
試作機、しかもAndroid版試作機なのでPepperができる動作は3つ程度でしたが、スカイプのような日常的に使っているアプリでロボットを通話端末にするとどうなるか、とても興味深いデモでした。また、Android版を使用した初めてのデモアプリではないかな、とも思います。
ちなみにリリース予定は12月、Android版だけに対応するのか、これまでのfor BizのPepper(ナオキー版)にも対応するのかは未定だと言うことです。
こういうアプリをみていると、従来のAndroidアプリがどのようにPepper用にアジャストされるのか、従来のAndroidアプリとどう連携していくのか、いろいろなアイディアが期待できてなんだか楽しみですね♪