品テク meetup「人と街とテクノロジー」に行ってきました その3:ライトニングトーク
9月28日、品川シーズンテラスで開催された「品テク meetup Vol.02 – 人と街とテクノロジー」に行ってきました。
イベントページの紹介はこちら。
品川駅港南口でテクノロジーと未来をテーマに、お酒を飲んで食事をしながら、気になる話題を聞いたり話したり体験もできる交流会です。品テクマルシェ2016において開催された「Fun fan meetup!」のスピンオフ企画として開催します!
お仕事帰りにぴったりの時間ですので、美味しい食事とともにお酒を飲みながら、テクノロジートークを楽しみましょう。
今回のテーマは「ロボット」です!
こちらの記事は「その3」です。その1、その2は以下をご覧下さい。
ライトニングトーク
1. IOT-BOXのご紹介 (チーム・べゼリー豊田さん)
2. ロボットと! by すまのべ! (加茂さん&田野さん)
3. Autodeskって知ってますか? (塩澤豊さん)
4. Stopmotion Roboitcs (谷口直嗣さん)
5. 触覚、襲来 HAPTIC ATTACK (やまざきはるきさん)
IOT-BOXのご紹介 (チーム・べゼリー豊田さん)
チームべゼリーの豊田さんから「IOT-BOXのご紹介」です。
「ライフロギング」をご存知でしょうか。人間の生活・行い・体験を、映像・音声、位置情報などのデジタルデータとして記録することです。ライフログには、以下の活用法があります。
2. 備忘録。やったか否か、いつやったかの記録。
3. 行動を継続するためのモチベーション維持。
そして、「4.自分の生活を公開し、他人の生活を覗くメディア」です。
更には「5.人工知能に学習させることで、ユーザーが次に何をするか?何を求めるか?どんな懸念があるか?が予想できるようになり、事前に適切な誘導や情報開示、対策を行うことができるようになる」です。
現在では、肌身離さず持ち歩くスマートフォンを使ってライフロギングが行えます。
しかし、ドタバタしていたりボンヤリしているときは、スマホを身に着けておらずライフロギングができなかったりします。
そんな時に「Iot-BOX」です。この箱に様々な機能が備わっています。
IOT-BOXを自宅の様々な場所に配置する必要があります。そうしないとBOXがない部屋のタイムログがとれないからです。
これにより、家でも外出先でも完璧なライフロギングが実現します。
ということで、各部屋に設置するためにまとめ買いを推奨します。
なのですが、いくつも買うなら可愛い方がいいに決まってます。
ここで、べゼリーの登場です。3軸の動きができてカスタマイズしやすい手のひらサイズのロボットです。
べゼリーを家のいろいろなところに置いてみましょう。
車の中にべゼリーを置いて、運転するときの話し相手にしたりもできます。
10月にはべゼリーPiキットが発売予定です!
以上です。
ロボットと! by すまのべ!(加茂さん&田野さん)
すまのべ!の自己紹介です。
Smart Innovationを略して「すまのべ!」。アイデアとテクノロジーで、企業のデジタルマーケティング活動をサポートする、株式会社アイ・エム・ジェイの研究開発チームです。
メンバーは、タノさん、カモさんの他にPepper、SOTA、RoBoHoNです。
すまのべでは、いろいろなものとロボットを連携させています。
まずは、ロボットとICカードの連携。
こちらは以下レポートもご覧ください。
ロボットとKinectの連携では画面上で落ちてくるフルーツをキャッチするというゲームです。
ロボットとHoloLensの連携も行ってみました。
ロボットとオリンパスAirの連携は、Pepperアプリコンテストで入選しました。
ロボットとデジタルスタンプの連携です。
発表は以上です。
すまのべ!
Autodeskって知ってますか? (塩澤豊さん)
Autodeskは業務用のCADソフトなどを販売している会社です。CADソフトは設計のために使われますが、現在ではゲームや映画制作で使われたり、ロボットの設計にも利用することができます。
今日はロボットがテーマのイベントなので、ロボットに関係することを。
現在、フルCGの映画を制作するときは、センサーを身に付けた役者が演技を行う手法があり、そこでAutodeskのソフトウェアが使用されています。
将来的にはロボットの動きもこのようにAutodeskを使って制御する時代がやってくるかもしれませんね。
Stopmotion Roboitcs (谷口直嗣さん)
谷口さんからは産業用のアーム型ロボットを使って、アニメーションを作成した「ストップモーションロボティクス」のプロジェクトについてご紹介頂きました。
詳細は以下の記事もご覧ください。
触覚、襲来 HAPTIC ATTACK(やまざきはるきさん)
2016年、気づいてみると世の中には既にいろいろなロボットが出てきました。
でも、何かが足りない。
何が足りないかを考えると、触覚のフィードバックが足りないのではと思います。「触った感」がロボットには足りない。
先日ショッカソンが開催されました。
例えば、東京工業大学 佐藤研の「SPIDAR-8」は、糸を8本ひいて引っ張られた感じを出すデバイスです。
電気通信大学梶本研の「WholeGrip」は、電気触覚グリップに電極がいっぱいついてて、触った感触を電気で得られます。
慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科 リアリティメディアプロジェクトの「TELESAR V」は、テレイグジスタンスシステムを使って遠隔地に触覚や存在感を伝えられるロボットです。
いろいろな触覚の研究は進んでいるんですが、一般的ではない。ということでショッカソンを行いました。
例えばこれは、卓球の玉を打たなくても感覚を得られるものです。
これは後ろの人の気配を首に電気で返すというものです。
これは首の根っこを締めると気持ちよくなるというものです。学術的な研究がされていて、首を押さえると落ち着くというものです。
これらがCEATEC JAPAN 2016で体験することが出来ます(現在終了しています)。
「百見は一触にしかず」、触ってみないと触覚は分からない。ロボットも触った感じは大事だと思うので、皆様もロボットの研究の一環として是非参考にしていただければと思います。
LTは以上です。
ABOUT THE AUTHOR /
北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。