米Amazon.comは、本日よりAlexa及びFire TVを内蔵した4Kテレビ「Amazon Fire TV Edition」の予約受付を開始した。発売日は6月14日となる。
これまでは、Fire TVもしくはFire TV Stickといった外付けのデバイスを用いる必要があったが、今回の「Amazon Fire TV Edition」ではそういった外付けのデバイスを用意することなく、テレビ単体でストリーミングビデオを見ることができる。
AmazonのFire TVが組み込まれているため「Netflix」、「Amazon Video」、「HBO NOW」、「Showtime」、「Hulu」、「Sling TV」などの30万以上のTV番組や映画など、15,000以上のチャンネル、アプリ、Alexaスキルにアクセスが可能だ。
サイズは43型から65型まで4種類のラインナップが用意されており、価格は43型/449.99ドル、50型/549.99ドル、55型/649.99ドル、65型/899.99ドル。一番小さなサイズの43型はおよそ5万円、65型はおよそ10万円と、4Kにも関わらずかなり手頃な価格となっており、他のテレビメーカーにとっては辛い発表となりそうだ。
そして何より、ついに「Alexa搭載のテレビ」が発売された。テレビのリモコンにはAlexaのマイクボタンが付いており、これをクリックすることで、音声での操作を行うことができる。ビデオの選択などはもちろんのこと、天気を聞いたり、お気に入りの音楽をかけてといった操作も可能だ。
各家庭のリビングに自然とAlexaが導入されていく。Amazonの「家庭内の音声操作を全て取っていく」という戦略と、そのプロダクトを生み出していくスピードには驚かされるばかりである。