ベンチプレス競技のオモリ交換作業をパワーアシストスーツが支援!パナソニックがパラ・パワーリフティングジャパンカップで

パワーリフティング競技のバーベルやプレートをスタッフが持ち上げるは大変、パワーアシストスーツが手助け!!

パナソニック株式会社と同社の社内ベンチャー制度により設立した株式会社ATOUN(あとうん:旧アクティブリンク)は、スポーツ競技の現場におけるパワーアシストスーツの利用可能性と、体への負担軽減を確認する実証実験として、7月16日に福岡で開催された「2017 パラ・パワーリフティング ジャパンカップ」にて、バーベルへのプレート(重り)着脱や選手補助スタッフへのパワーアシストスーツ着用支援を行った。

パラ・パワーリフティングは、下肢に障がいを持つ選手によるベンチプレス競技。公式試合で使用されるプレートは、一つ10kg~50kgもの重さがあり、男女合計で10階級もある。各階級別の競技にあわせてプレートを交換したり追加する作業はスタッフが行うがその作業は筋肉や足腰に負担が大きいことは想像に難くない。

選手は1大会で3回の試技を行うため、40人の選手が参加する大会の場合は、プレートを床から持ち上げてバーベルに取り付けたり外して置いたりする作業が、トータル120回以上にも及ぶ。

今回使用されたモデル 「MODEL A」

今回の実証実験では、運送会社や配送センター、工場など、重い荷物の上げ下げを頻繁に行う作業現場に導入されているパワーアシストスーツ「ATOUN MODEL A」にパワーリフティング用の装飾を施して使用した。


■ パワーアシストスーツ実証実験~2017 パラ・パワーリフティング ジャパンカップ



NPO法人 日本パラ・パワーリフティング連盟の吉田 進理事長は「大会を安心・安全に進めるために、今後、前向きにパワーアシストスーツの導入を検討したい」とコメントしており、同社もまた、さまざまなスポーツ競技において、選手やスタッフ、そして観戦者に対し、より競技を楽しめる環境を独自の技術やソリューションで提供していくと述べている。

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ロボスタ編集部

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