AppleがSiriのウェブ検索エンジンを、今まで使っていたMicrosoft BingからGoogleに変更するという。
Apple SiriがBingからGoogleへ
報じたのはTechCrunch。ウェブ検索エンジンの切り替えは、米国太平洋時間の25日午前9時(日本時間26日午前1時)から開始され、同日午後には全世界で完了するという。
これにより、iOS、Mac Sportlight、Safariの検索結果がすべてがGoogleになる。(画像検索は引き続きBingが使われる。)
AppleがBingからGoogleに変更した理由は、検索結果の一貫性のためか、Googleからの収益のためなのか、その両方なのかは不明という。
現在の音声検索勢力図は?
以前、「今後、検索の50%は音声にシフトする。その時に考えなければいけないこととは?」の記事にて音声アシスタントが利用する検索エンジンはBingが圧倒的だったことを紹介した。
いままでの勢力図が、今回のApple Siriのエンジン変更により以下のように変わる。
急にこれだけでBingが圧倒的とは言えなくなった。
ただし、「アマゾンのAlexaとマイクロソフトのCortanaが年内にも相互連携へ。 検索エンジンの主流は「Google」から「Bing」へ?」でもお伝えしたとおり、AmazonとMicrosoftは急接近しており、FacebookもMicrosoftとの関係は良好だ。これ以上のGoogle採用はなかなか難しいかも知れない。
僕はこう思った:
Appleについては、iPhoneなどデフォルトでGoogleだったわけで、むしろSiriがいままでBingだったことの方が不思議な話です。