Apple、Siriのウェブ検索を「Bing」から「Google」に変更へ。これからの音声検索勢力図は?

AppleがSiriのウェブ検索エンジンを、今まで使っていたMicrosoft BingからGoogleに変更するという。



Apple SiriがBingからGoogleへ

報じたのはTechCrunch。ウェブ検索エンジンの切り替えは、米国太平洋時間の25日午前9時(日本時間26日午前1時)から開始され、同日午後には全世界で完了するという。


Image: TechCrunch

これにより、iOS、Mac Sportlight、Safariの検索結果がすべてがGoogleになる。(画像検索は引き続きBingが使われる。)

AppleがBingからGoogleに変更した理由は、検索結果の一貫性のためか、Googleからの収益のためなのか、その両方なのかは不明という。



現在の音声検索勢力図は?

以前、「今後、検索の50%は音声にシフトする。その時に考えなければいけないこととは?」の記事にて音声アシスタントが利用する検索エンジンはBingが圧倒的だったことを紹介した。


Image: WSJ / What’s Next for Tech and Media in 2017

いままでの勢力図が、今回のApple Siriのエンジン変更により以下のように変わる。



急にこれだけでBingが圧倒的とは言えなくなった。

ただし、「アマゾンのAlexaとマイクロソフトのCortanaが年内にも相互連携へ。 検索エンジンの主流は「Google」から「Bing」へ?」でもお伝えしたとおり、AmazonとMicrosoftは急接近しており、FacebookもMicrosoftとの関係は良好だ。これ以上のGoogle採用はなかなか難しいかも知れない。

僕はこう思った:

Appleについては、iPhoneなどデフォルトでGoogleだったわけで、むしろSiriがいままでBingだったことの方が不思議な話です。



ABOUT THE AUTHOR / 

中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

PR

連載・コラム