そのPepper警備員はまず、移動できる。そしてお客様と会話ができる。
顔認証機能で個人を認識して名前を呼ぶことができる。
介護施設や店舗においては、親密なコミュニケーションと不審者に対する警備機能も両立できる。
ロボットや人工知能を利用したアプリケーションの開発・販売を行うユニボット株式会社は、ヒト型ロボットPepper向けのコミュニケーション・警備アプリケーション「UNIBOT(ユニボット)」を開発し、3月1日より販売を開始した。
同ロボットアプリケーションは、3月6日から東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2018」に出展予定だ。
『UNIBOT』とは
Pepperが持つ「移動できる」という特徴を生かして、広範囲にコミュニケーション・警備などのサービスを提供できるPepper向けコミュニケーション・警備アプリ。
・対話や動画再生によるお客様対応
・顔認証機能による登録者との親近感を高めるコミュニケーション
・店舗での万引き抑止などの警備
Pepperの音声認識機能に基づく対話機能と共に、Pepperのカメラ映像をクラウド上の認証エンジンに送信することで顔認証機能が提供できる。事前に登録した人の場合、顔認証によって対話時にその人の名前を呼び、親近感を高めるコミュニケーションも可能となる。
Pepperの胸のタブレットには、静止画像や動画像を表示することができ、表示する情報によるプロモーション効果に加えて、対話の際に関連したテキスト、イラストや写真などの情報を表示することによってコミュニケーション効果の向上も期待できる。
また、Pepperのカメラ画像から人物の顔画像を抽出し、クラウドで顔認証をする事で顔認証を実現。不審者などを認識すると、登録したメールアドレスのスマートフォンなどの携帯端末やパソコンに認識画像を送ることによって通報できる。この顔認証と通知機能は不審者のみでなくVIPの来訪通知にも利用可能だ。
『UNIBOT』の主な特徴
人との対話ができ、対話内容を作成
季節や趣味などの話題を対話できる他、UNIBOTの利用環境に合わせて、対話内容を作成できるパソコン用のエディタ提供。
動画の再生が可能
Pepperの胸のタブレットに、静止画像のみでなく動画像も表示することが可能。また、クラウド上やウェブサイト上の動画像も表示できるため、利用環境に適した表示が可能。
カメラ映像から人の顔の認証
Pepperの歩行機能によって巡回しながら、Pepperに内蔵しているカメラ映像の中の顔画像をクラウドに送信することで、顔認証を可能とした。この機能により、事前に登録した不審者などの顔画像を認証し、万引きなどの犯罪行為を抑止する効果が期待できる。
顔認証の結果を携帯端末などに通知
クラウドでの顔認証の結果やロボットの状態を、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末やパソコンに通知することができ、人による即時の対応が可能だ。
ユニボット株式会社