【Amazon Vesta Project】米アマゾンが家庭用ロボットを2019年発売に向けて開発中?

米Bloombergが2018年4月23日、Amazonが家庭用ロボットを開発していると報じた。

報道によれば、この家庭用ロボットを2018年末までに社員の家でのテストを行い、2019年には消費者向けに一般発売する可能性があるという。



このプロジェクトは「Vesta(ベスタ)」プロジェクトと呼ばれ、ローマ神話の女神で家庭の守護神である「ベスタ」にちなんで名付けられたという。このプロジェクトを統括するのはAmazonのハードウエア研究開発部門「Lab126」。Echo、Fire TV、Fire TabletなどAmazonのハードウェアを開発してきたチームで、現在Lab126ではロボティクス関連の人材を積極的に採用していることがわかっている。

どんなロボットになるのかは不明だが、ロボットの試作機には高性能カメラと画像認識ソフトウエアが搭載され、家の中を移動できるという。このスペックから、部屋の中のユーザーを追尾する移動可能なAlexa搭載Amazon Echoのようなロボットになるのではないかと推測されている。



Amazonの広報担当は、この噂や臆測についてコメントしないと語っている。この手のプロジェクトは市販に至らず中止となることも珍しくないが、今後の動きに注目したい。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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