ボストン・ダイナミクスが「SpotMini」発売へ 年内に100体生産、来年量産化へ

ボストン・ダイナミクスのCEOであるマーク・レイバート氏は、5月11日、米TechCrunch主催の「TC Sessions Robotics 2018」に登壇。同社が開発する四足歩行ロボット「SpotMini」の販売について質問が及ぶと、年内に契約メーカーが100体の生産を行い、来年量産化を行うと明かした。ついにボストン・ダイナミクスのロボットが一般のオフィスに届くということである。

昨年ソフトバンクによる買収合意に至ったと発表されたボストン・ダイナミクス。マーク・レイバート氏は本セッションの中で、ソフトバンクと孫正義氏についても言及、「ソフトバンクはとても未来を見据えた会社で、マサさん(孫正義さん)は10年後、30年後、300年後のビジョンを持っています」と述べた。

ソフトバンクがボストン・ダイナミクスを買収した(当時は買収合意と発表されており、現在のステータスは不明)ことにより、日本の企業がその恩恵に授かるかもしれない。100体の生産を行なった後、まずはアプリケーションの開発やテストの期間が設けられ、そのテストが日本でも行われることだろう。



昨年11月に日本で開催された「ソフトバンクロボットワールド2017」にも、マーク・レイバート氏は登壇した。その際には、セキュリティ大手のセントラル警備保障、建設大手のフジタと竹中工務店と共に登壇。警備・建設現場において「SpotMini」や「Atlas」の活用を望む声が上がった。


四足歩行ロボット「SpotMini」

SpotMiniの価格は非公表だが、当初のプロトタイプよりも製造コストが10分の1になっているといい、量産化を行うことでさらなるコスト削減もはかれる。国内の警備・建設の現場では人不足が叫ばれておりSpotMiniも役立つことができるはずだ。SpotMiniの体重はおよそ30kgで、ペイロード(積載量)は14kg。建築現場においても、ちょっとした資材を運ぶこともできる積載量だ。

先日発表されたビデオにある通り、指示した場所まで難なく移動することができるため、警備にも向いている。以前警備業界の方から、「警備ロボットはたくさん作られているが、階段を登れないものが多くて実際の現場では使うことができない」という話を聞いたことがある。警備員はエレベーターに乗って移動するだけでなく、階段もくまなくチェックする必要があるのだ。その点、SpotMiniは階段の上り下りもスムーズに行うことができる。何か不審物を見つけたらアラートを鳴らすなどして、人間との連携も測れるだろう。

日本のみならず世界中が一日も早い発売を望んでいる。

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ロボスタ編集部
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