Amazon Echo ShowやEcho Spotなどディスプレイ搭載モデル向けのアクセシビリティ機能が拡充「Tap to Alexa」「Alexa Captioning」

2018年7月23日、米国アマゾンがディスプレイ搭載モデルのAmazon Echo Show、Amazon Echo Spot向けの新機能を拡充した。

声が出せない人でも使える「Tap to Alexa」、耳が聞こえない人でも使える「Alexa Captioning」という機能で、どちらもアクセシビリティ向上を狙ったものだ。


Tap to Alexa

Tap to Alexaは、名前の通り、Alexaをタップで使う新機能。音声質問の代わりに、画面に置いたアイコンをタップしてタスクを実行することができるもので、ユーザーが声が出せない状況でも使えるようになる。現在はEcho Show専用機能だが、いずれEcho Spotでも対応予定という。

初期設定で用意されるアイコンは天気、ニュース、音楽、交通情報、ショッピングリスト、タイマー設定、アラーム設定、ToDoリストの8つ。独自のタスクも設定可能だ。[設定]の[Accessibility]を開き、[Tap to Alexa]で設定する。



Alexa Captioning

Alexaの字幕表示機能で、Alexaの回答を音声だけでなく、リアルタイムのテキストとして画面に表示する機能。ユーザーが耳が聞こえない状況でも使えるようになる。Echo Show/Echo Spotで使える。

初期設定では無効だが[設定]画面のアクセシビリティの[Alexa Captinoning]をオンして使う。表示テキストサイズや色などは[Alexa Captioning Preferences]で変更可能だ。

アメリカで利用できていたが、7月23日から英国、ドイツ、日本、インド、フランス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも利用できるようになる。なお、Echo Spotは日本では7月26日から発売予定となっている。



僕はこう思った:

画面も活用することで使えるユーザーが広がるのは素晴らしいです。スマートスピーカーで先行し、市場を切り開いてきたAmazonらしい先進的な取り組みだと思います。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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