「誰が漱石を甦らせる権利をもつのか?――偉人アンドロイド基本原則を考える」というシンポジウムが開催される。
オープニングでは、平田オリザ氏が漱石アンドロイドのために書き下ろした新作演劇「手紙」が上演される(世界初上演)。
シンポジウムは「第一部 漱石を甦らせるとはどういうことか」と「第二部 偉人アンドロイド基本原則を考える」の2部構成。
劇作家・演出家の平田オリザ氏のほか、大阪大学大学院基礎工学研究科教授の石黒浩氏、夏目漱石の孫であり学習院大学大学院身体表象文化学専攻教授の夏目房之介氏らが参加する。
シンポジウムはこう問いかける。
近い未来に、漱石アンドロイドに続いてさまざまな歴史的偉人のアンドロイドが作られていくことが考えられます。しかし、アンドロイドとして甦らされた偉人の言動は、歴史的に確立されていったその偉人のパブリックイメージに遡行的かつ不可逆的な影響を及ぼす可能性があります。このような事態をもたらす権利を、はたして私たちは持っているのでしょうか?私たちは、偉人の身体と人格をアンドロイドとして甦らせる権利を本当に持っているのでしょうか?
もし持っているとすれば、それは誰に属し、何をしてよい権利なのでしょうか?
もし持っているとすれば、それは誰に属し、何をしてよい権利なのでしょうか?
これは人間の存在を複製するアンドロイド技術が登場するまでは問われえなかった問い。このシンポジウムでは「もし偉人をアンドロイドとして甦らせる権利を私たちが持っているのだとすれば、それはどのような権利であるのかを考えるための出発点となり、偉人アンドロイド基本原則を提案する」としている。
参加は無料で、申込み多数の場合は抽選が行われる。申込み締切は8月16日。
詳細(ちらしのPDFあり)と申込みについては公式ページを参照。
誰が漱石を甦らせる権利をもつのか?――偉人アンドロイド基本原則を考える
日時:2018年8月26日(日)13時~17時40分
主催:二松學舍大学大学院文学研究科/大阪大学大学院基礎工学研究科共催
場所:二松學舍大学 九段キャンパス1号館 中洲記念講堂
日時:2018年8月26日(日)13時~17時40分
主催:二松學舍大学大学院文学研究科/大阪大学大学院基礎工学研究科共催
場所:二松學舍大学 九段キャンパス1号館 中洲記念講堂
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