簡単な問い合わせにも答えてくれて、宴会やディナーの予約がLINEでパパッとできるようになったら便利なのに・・
多くの人がそう感じたことがあると思う。
飲食店への宴会予約に関する問い合わせはコールセンターや店舗に電話をするのがまだまだ一般的。ユーザーにとってはおっくうな作業だ。一方で、問合わせを受ける店舗側にとっても、昼食時間帯などに問い合わせが集中する傾向があり、予約内容確認にはそれ相応の時間がかかるため、手間がかかる上に顧客を待たせてしまう。こういったさまざまな課題を抱えていた。
これらの課題改善の一環として、株式会社モンテローザは、8月20日より、LINEをインターフェースとし、「AIチャットボット」を利用したモンテローザグループ約1,700店舗での宴会予約受付を開始した。同社は白木屋、魚民、笑笑などを展開している(ただし、「ATHREE PARLOR」「産直横丁」「カミナリステーキ」を除く)。
なお、同サービスは、システム基盤にアマゾン ウェブ サービス(AWS)を活用しており、これらの技術支援は、クラウド基盤やビッグデータ分析、モバイルアプリなど様々な分野での企業向け支援サービスを提供しているクラスメソッド株式会社のAI活用支援チームが行った。
(1) スマートフォンを利用してLINEで「予約ボット」の友だち登録を行う
(2) LINE内、「予約ボット」をタップしてトークを開始
(3) 「予約」と入力(以後、表示される文章にしたがってチャットを進める)
(4) 入力したご予約内容を確認後、「はい」を押す
(5) 仮予約の確定(後ほど、利用予定の店舗従業員から予約内容の確認の連絡が入る)
「AIチャットボット」の利用により、従来のコールセンターでの有人による予約受付と比較して、より気軽に、かつ短時間で予約可能となる。これにより、利用者は時間帯を気にすることなく、いつでも・どこでもLINEの「予約ボット」から宴会の予約が行え、利便性が向上する。
同社によると、LINEの「予約ボット」による宴会予約受付導入後も、従来どおり同社コールセンターや、Webチャット機能を利用した予約受付も可能とのことだ。
ユーザーにとっても気軽に予約が可能になる自動システムの導入は利便性の向上になるので、様々な業界が導入するようになることを期待したい。