ドイツテレコムが自社音声アシスタント「Magenta」搭載のスマートスピーカーの発売を延期。現在1,000名のテスターで実機検証中。

2018年8月29日、ドイツテレコム(Deutsche Telekom)が自社の音声アシスタント「Magenta」および搭載スマートスピーカー「Magenta Smart Speaker」の正式リリースを延期した。ロイターが報じた。



「Hello Magenta」と呼びかけると起動するAI音声アシスタントを開発中だったが、社内の品質要求を満たすべくテストと学習にもう少し時間を要するとして延期したという。もともとドイツ市場への投入は2018年夏を予定していた。

ロイターによれば、すでにドイツ成人の8人中1人はスマートスピーカーを所有しているほど普及が進んでいるという。



リリース延期はあったものの、2018年8月31日にドイツテレコムが1,000人のテスターに「Magenta Smart Speaker」を無償配布し学習を進めることも発表された。

このスマートスピーカーは音声アシスタントはドイツテレコムのMagentaの他、Amazon Alexaも同時搭載されるという。

カラーバリエーションはブラック、ホワイトの2色。テストのプロセスで改善された後、149.99ユーロで販売予定だという。



Source:reutersDeutsche Telekom

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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