ヒューマンアカデミーの「第2回ロボプロ全国大会」が開催、小学6年生がMVP

ヒューマンアカデミー株式会社は、10月27日に千葉工業大学・東京スカイツリータウンキャンパスにて、ヒューマンアカデミーロボット教室 ロボティクスプロフェッサーコースの全国大会「第2回ロボプロ全国大会」を開催した。

同大会は、厳しい審査を通過した15名の12歳~18歳の子どもたちが集結し、各部門でアイデアと技術を競い合うというもの。今回の競技内容は、ロボプロ専用キットを使用して製作したロボットをプログラムし、規定のフィールド内でテーマ「スポーツ」に即した内容を表現する「テーマパフォーマンス部門」と、複数のカラーラインがひかれたコース上をセンサーを活用したロボットで走行させてゴールまでのスピードを競う「ライントレース部門」の2部門で競われた。


会場には200名を超える方が来場。

大会の結果は、岐阜県の小学6年生の熊谷拓海君が、MVP賞とテーマパフォーマンス部門最優秀賞をダブル受賞。ライントレース部門では、東京都の中良介君(中2)が優勝した。


左が熊谷拓海君、右が中良介君。

熊谷拓海君は、円盤投げをするロボット「6624(ムロフシ)」を制作。このロボットはただ、円盤を投げるだけではなく、超音波センサーで距離を測定できることや、入場から退場までをライントレースで一連の流れを実行させていた点などの、高度な技術が高く評価され、クリスタルトロフィーとAmazonギフト券10万円分が贈呈された


拓海君が制作した円盤投げロボット

ロボプロOBによるデモンストレーションでは、鳥山樹君(18歳)が「クルロ」という球体のロボットの製作過程から特長までを発表。審査員からは「すべてをゼロから作り上げており、デザイン性も高く、球体にする技術は非常に難しい。本当にすごいと思います」というコメントが送られた。



当日は千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)が製作した災害用ロボットを用いたデモンストレーションも実施された。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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