「アレクサ」から「マイデイズ」まで 日本における「AI音声アシスタント」のスマホアプリの評価まとめ(2018年11月)

AI音声アシスタントに関するスマートフォンアプリの評価を調査した。以下、2018年11月19日時点でのAppStore、Google Playのアプリの評価を集計したものだ。

注意:
それぞれのアプリはすべてが全く同じ性格のものではない。Google Assistantアプリ、my daizアプリ、Cortanaアプリはアシスタント専用アプリだが、LINE Clovaアプリはスマートスピーカー設定専用アプリ、Alexaアプリはアシスタントアプリかつスマートスピーカーの設定アプリといった違いがある。
またiOS SiriやAndroid版my daizについては、アプリストアで配信されていないためレビューもなく評価対象外とした。


評価数


評価の数ではGoogle Assistant(Android)、Amazon Alexa(Android)が圧倒的に多く、他のアプリはまだレビューが少ない。iOSとAndroidでみると、Androidのほうがレビュー数が多いこともわかる。2018年8月に行った調査から、Google Assistant (android)は2.3万、Amazon Alexa (android)は1.4万件と評価が増えているが、他は微増にとどまった。



評価点


平均の評価点は、Google AssistantがOSを問わず高評価を維持した。

Amazon AlexaはOSによる差が大きく、iOSでは最低点だがAndroidは高得点を得ている。評価点については前回調査からの差はプラス・マイナス0.1程度の差しか見られなかった。



iOSでの評価点分布


全体的に綺麗な評価分布とならず、高い評価と低い評価で極端に別れた分布になっている。



Androidでの評価点分布


一方こちらはAndoroidでの評価分布のデータ。こちらも同じ傾向で、高い評価と低い評価が飛び出た形になっている。前回との差で言えば、LINE Clovaが2.7点から3.0点に伸びたのは5点が増えたことによることがわかる。

レビューコメントを見るとなぜ評価していないか、評価しているかがより鮮明になる。具体的に読みたい方は、以下の公式ストア(外部リンク)を参照いただければと思う。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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