日本での「Amazon Echo」ファミリーのアマゾンレビュー評価まとめ (2018年11月)

AmazonのAI音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」を搭載したAmazon Echoファミリーの機種別カスタマーレビューの状況をまとめた。

日本のAmazon.co.jpでの2018年11月21日時点でのカスタマーレビュー結果だ。


Amazon Echo Dot 第2世代


Echoファミリーで最も低価格の普及モデルEcho Dot。レビュー数は最多の3,082。評価は星3.9。

高評価のレビューは、生活が変わる、高齢者にありがたい、外部機器との連携などが評価されている。すでに第3世代が登場したが第2世代は十分魅力的な評価となっている。


Amazon Echo Dot 第3世代


エントリーモデルの最新モデルが第3世代のEcho Dot。レビュー数は58。評価は星4.3。

第2世代よりも評価が高いのはスピーカーの音質が向上した点が評価されたことによる。低評価の理由のひとつとして、マイクロUSB充電ではなくなった点が指摘されている。


Amazon Echo 第2世代


第2世代のEchoはもっともスタンダードなモデル。レビュー数は1,896、評価は4.0。

高評価のレビューでは、音が良い、便利といった声がみられる。低評価のレビューは一部にCM通りではない、音声認識のレベルが低いといった声があった。


Amazon Echo Plus 第1世代


旧型となったEcho Plus 第1世代。レビュー数は623、評価は3.9。

高評価のレビューを読むとPlusならではのスマートホームデバイス制御の話はあまりみられず、普通のEchoとして音質が良いという評価が多い。低評価のレビューでは、フィリップスヒューの色味の調整ができない、ハブ機能の対応デバイスが少ないといった指摘があった。


Amazon Echo Plus 第2世代


新発売となったEcho Plusの第2世代。スマートホームハブと温度センサーを内蔵した新型。まだレビュー数は21で、評価は3.7。

基本評価は高いが、2.1ch再生がAmazon Musicのみというのが不評になっている。


Amazon Echo Spot


丸型ディスプレイ搭載のEcho Spot。レビュー数は451、評価は3.9。

高評価のレビューはディスプレイの存在が絶賛されている。低評価のレビューでは、まだ期待を下回る性能、今後の進化に期待という声が多数あった。


Amazon Echo Show 第2世代


2018年12月12日発売予定のため、現在レビューなし。なおアメリカでは評価4.3と高い評価を得ているデバイスなので期待が持てる。


まとめ


レビュー数の多さでは、Echo Dot 第2世代、Echo第2世代が突出している。発売が古いもののほうがレビュー数が増える傾向にあるが、同じタイミングであればレビュー数の多いもののほうが売れていると考えてよいだろう。まだ新製品のEcho Dot 第3世代、Echo Plus 第2世代、Echo Show 第2世代は次回の調査でどこまでレビュー数が増えるのか注目したい。




評価の高さでは、Echo Dot 第3世代 4.3点、Echo 第2世代 4.0と続いた。Echoファミリー全般が高得点なのは変わらず、どれも星5が最多というレビュー結果となった。

今後も定期的にレビュー状況を確認していきたい。

Source:Amazon

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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