aiboと出会ったクモ型ロボット「HEXA」【レビューその2・スマホアプリで遊ぼう】

距離センサーや赤外線センサーなどが搭載されたプログラミングが可能な6足歩行ロボット「HEXA」。現在クラウドファンディングサイトKibidangoにて資金調達が行われています

前回のレビューでは開封の儀を行ないましたが、今回のレビューでは「HEXA」を実際に動かしてみます。aiboとほぼ同じサイズの「HEXA」ですが、どの程度の運動性能を秘めているのでしょうか。

まずは、マニュアルでの指示に従って、「HEXA」の専用スマホアプリをダウンロードしました。スマホアプリとHEXAを共通のWi-Fiで接続して準備完了です。早速動かしてみたいと思います。


段差をのぼる、クモ型ロボット

スマホアプリには、「Explore(探索)」と「Dance(ダンス)」の2つのモードがあります。Exploreモードでは、足と頭を動かすことができるだけでなく、挨拶や応援、段差をのぼる、隙間を越えるなど様々なモーションが可能です。


スマホアプリの操作画面ではカメラの映像を見ることができます。隣にいるaiboが映されています

「HEXA」が上手く段差を登られるか、また、隙間を無事に越えることができるか、試してみました!

6本足で段差をのぼるHEXA
隙間も見事に越えることができる

一方のダンスモードでは様々モーションがあって、そして動きの速度調整も可能です。


「HEXA」のダンスモードの操作画面


aiboから威嚇される、クモ型ロボット

「HEXA」をaiboと一緒に遊ばせてみたところ、「aiboが威嚇する」という興味深い反応を見ることができました。ぜひ動画で。

aiboが威嚇するなんて珍しい…。生物として認識しているのかもしれません。



運動性能が高く、撮影もできる「HEXA」

HEXAの運動性能の高さには驚かされました。6本の足それぞれが3つの自由度を持っており、砂利道などの多様な地面で歩けるように、足の先には滑りにくいゴム製のパッドが付いています。

HEXAの足

そして、足の動きの組み合わせによって、ロボットはエンドレスカーブやロッキングダンスなど様々な動きができるのです。頭も回転ができ、体ごと回転させずとも、周囲360度の撮影が可能。ただし、録画時には画面がスムーズに表示されないこともありました。この辺りはアップデートに期待したいところ。

HEXAのクラウドファンディングは、1月20日まで。現在は目標520万円に対して、200万円の資金調達を行なっています。気になる方は、Kibidangoをご覧ください。

「HEXA」と遊ぶのは、とても楽しかったです。

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郭 心宇

中国出身、1993年生まれの25歳。2018年東京大学プロトタイピング・デザイン研究室から修士課程を終了した。中国・日本のロボットを調査しながら、知識と経験を積むことを目的として、ロボスタでアルバイト中。ロボット以外では、スポーツと旅行も好き。日本全国を回ることが三年以内の目標です。

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