2019年1月7日、ハーマンインターナショナルがJBLブランドの新製品「JBL Link Drive」を発表した。名前の通りドライブの時に使う車載を前提としたスマートデバイスで、CES 2019のGoogle Assistant搭載デバイスの中でも目を引くデバイスのひとつである。
「JBL Link Drive」は車内のシガーソケットに差し込むことを前提としたデザインとなっている。差し込むことで給電され、車の中から音声でGoogle Assistantを制御可能になる。また車載専用デバイスとしてデュアルノイズキャンセリングマイクを搭載し、車特有のノイズを除去する配慮もなされている。通信はスマートフォン(Android / iPhone)と組み合わせて使う仕組みだ。また車内のオーディオにはBluetoothかAUX端子で接続する。
設定後はHey Googleと呼びかけてアシスタントを起動、運転中でも安全に道順、交通状況、天気、スケジュール確認などがハンズフリーで行える。ウェイクワードを発話したくない場合は、本体上部のマイクボタンでも起動することもできる。また、このボタンは長押しすることでミュートボタンにもなる。
2019年春、59.95ドルでJBL.comで発売予定となっている。
Amazon純正の車載システム「Echo Auto」の良きライバルになりそうな製品だ。どちらも日本でも発売を期待したい製品だ。
Source:harman.com
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。