ロボット「Sota」が新橋駅で実証実験中! 隠し機能も体験してきた

どうもロボット女子の里見です! 東京メトロ新橋駅で行われているロボットの実証実験を体験してきました!

実施期間は3月4日(月)から3月17日(日)までの2週間。1週間目は東芝インフラシステムズの「ApriPetit(アプリプチ)」が案内をしていましたが、2週間目となる今週はヴイストンの「Sota(ソータ)」が案内をしています。

先週アプリプチの実証実験の様子をロボスタで記事にしたところ、約3倍の方々がアプリプチに話しかけてくれるようになったそうです(※東芝インフラシステムズのご担当者の感想です)。

今週も体験する人が増えてくれたら良いなーということで、早速Sotaの実証実験の様子をレポートしていきます。

ロボットはヴイストンのコミュニケーションロボット「Sota」。システムはNTTテクノクロスが開発したマルチリンガル(複数言語)対応の案内サービス「AMARYLLIS(アマリリス)」が活用されています。「Sota」は「アプリプチ」と同じく、10時から15時の間、案内役を担っています。



バージインを搭載、回答途中でも質問可

東京メトロ新橋駅 5番出口

「Sota」は前回のアプリプチと同じ場所にいます。制服を着ているのが可愛いですね〜。「日本語」「英語」「中国語(繁体字/簡体字)」に対応しています。



まずタッチパネルに表示されている3ヶ国語の中から、使用言語をタッチで選択します。



言語を選択後、「表参道に行きたい」のように上記の内容を話しかけてみてください。タッチパネルでも操作することもできます。

「AMARYLLIS」の特徴は、ロボットが話している最中でもユーザーが話しかけられること(バージイン)だったので、ちょっと意地悪ですが、畳み掛けるように質問してみました。

立て続けに質問している割に回答率も良いです。コツは「トイレ」など短い言葉を「トイレはどこにあるの?」など文章化して聞くことだそうですよ。



インターネットに接続せずに回答

今回の実証実験を行なっているNTTコミュニケーションズのご担当者の方にお話を聞いてみました。


里見

月曜日から実証実験が開始されましたが、利用者の反応はいかがですか?

NTTコミュニケーションズ ご担当者

欧米系、中国系など海外の方もいらっしゃってくれています。英語でも「元気?」という挨拶から「バイバイ」までの一連の流れが上手くいったので嬉しかったですね。

里見

利用される方はなぜロボットに話しかけようと思うのでしょうか?

NTTコミュニケーションズ ご担当者

「可愛い!」と言って近づいてこられる方が多いですね。可愛い見た目もそうですが、手をブラブラと自然に動かしていることも話しかけやすいポイントかもしれないですね(笑)

里見

確かに見た目の印象は強いですね。NTTコミュニケーションズさんは夏にも実証実験を行なわれていましたが、そこからどのようなポイントが改善されましたか?

NTTコミュニケーションズ ご担当者

前回は日本語しか対応をしていなかったのですが、今回は日本語含め3ヶ国語に対応しています。また前回はインターネット接続が前提だったので回答までに時間もかかってしまい不自然なレスポンスになってしまっていました。今回はインターネットに接続せずにローカルで動かしています。

里見

今後はどのような活用を考えていますか?

NTTコミュニケーションズ ご担当者

引き続き、全ての旅行者のサポートをしていきたいです。外国語にも対応させたので海外の方に向けても、今まで通り日本の旅行者にとっても頼りになる存在になればいいなと思っています。今回は「感度が良すぎて雑音を拾ってしまいやすい」という反省点も発見したので、次回までの課題にしたいと思っています。



おまけ

「実は隠し機能があるのですよ」と不敵な笑みを浮かべNTTコミュニケーションズのご担当者が、「Sota」に向かって話しかけていました。

NTTコミュニケーションズ ご担当者

新橋の秘密を教えて!!!



なるほど! 「新橋の秘密」はこういうことだったのですね!
これは新橋駅に行って試しにいくしかないですね。英語・中国語も隠し機能は対応していますよ。ふふふふ。

隠し機能キーワード
【日本語】 秘密、幻のホーム
【英語】 visionary platform, secret
【中国語】 梦幻月台、秘密

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里見優衣

最近ねこを飼い始めました。

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