パナソニックが自律搬送ロボット「HOSPI」の新モデルを発表 サイネージ版など全3種のラインナップ

パナソニックは、機能向上した新型HOSPI(ホスピー)、ならびにサイネージを3面搭載した「HOSPI Signage(サイネージ)」の受注を開始すると発表した。また、搬送容量を拡大した「HOSPI Cargo(カーゴ)」についても、7月より受注を開始する。

新型HOSPIは、バッテリーがリチウムになったことで充電時間が短縮された他、センサーの感度が良くなっている。さらに足元の後ろ側にも障害物センサーが搭載されたことで、後退ができるようになった。重い荷物を扱う際などに現場から後退したいといった要望もあったのだという。

使い勝手の面でも向上した。これまではA地点からB地点まで運ぶといった1対1の指令しかできなかったところが、A地点からB地点に寄ってC地点に移動するというような、複数地点を行き来することができるようになった。

昨今、人手不足が深刻化する中、人と共存し、作業を手助けするロボット需要も年々高まっている。パナソニックは、病院内の薬剤や検体を人手に替わって、自動で搬送する「病院内自律搬送ロボットHOSPI」の販売を2013年10月より開始し、国内4病院、海外1病院に導入してきた。

病院向けに開発されたHOSPIだったが、昨今の人手不足に伴い、様々な現場からHOSPIを求める声が上がっているという。パナソニックは、機能向上した新型HOSPIに加え、これらの病院導入実績などで培ってきた自律移動技術をベースに、新たな移動型の情報提供手段として、サイネージ搭載「HOSPI」を開発した。

「移動型サイネージでは固定型サイネージに比べ視認率もアップする実証結果が出ており、更なる注意喚起や宣伝効果が期待できる」とパナソニック。今後想定されるインバウンド増加に伴い、空港やショッピングセンターなど、案内や告知が必要な公共空間での利用をターゲットにしていく。サイネージ搭載の「HOSPI Signage」は、LCDパネルを最大3面搭載し、自己位置情報によりコンテンツの切り替えが可能だ。

搬送ロボットについても、搬送効率の向上を目指し、現行HOSPIの機能拡張、及び搬送容量をアップした「HOSPI Cargo」をラインナップする事で、お客の多様なニーズに対応していく。HOSPIの最大搬送容量は20kgであったが、HOSPI Cargoは最大60kgまで運ぶことができる。

機種によっては追加オプションとして遠隔操縦や遠隔コミュニケーションも選択することが可能。ロボット本体の価格などについては、パナソニックに直接問い合わせが必要となる。

近年搬送ロボットの需要が高まってきているが、6年間培ってきたパナソニックの知見で搬送ロボットをリードしていくことができるか、注目だ。

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ロボスタ編集部
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