「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」、ニュアンス社の音声対話型AIを採用

2019年6月4日、ニュアンス・コミュニケーションズが「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」に同社の技術が採用されたことを発表した。



「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」は新型BMW 3シリーズセダンから採用された新しい車載アシスタントシステムだ。音声対話はドライバーはコマンドを覚えることなく自然な発話で、地域情報の検索、ナビゲーション、温度調節、ラジオ操作、天気予報の確認などの主要機能を操作することができる。

またウェイクアップワードをパーソナライズして変更できるのが特徴になっている。「OK BMW」や「Hey BMW」から変更することでより愛着が湧きそうだ。

またドライバーとの会話の中でストレスや疲れなどの感情や認知状態を検知すると、リラックス効果をもたらす機能など、状況に適したモードに切り替える「ケアリング・カー・プログラム」も搭載されている。



ニュアンスの自動車向けソリューションは現在、2億5千万台以上の自動車に搭載されているという。

ライバルのメルセデス・ベンツに搭載される「MBUX」にもニュアンス・コミュニケーションズの技術が採用されている。

採用したメーカーごとにどのような違いがあるのかも気になるところではある。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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