Amazon、大学生向けAlexコンテスト「Alexa Prize:Socialbot Grand Challenge 3」参加チームを発表

2019年6月5日、Amazonが大学生向けのAlexaを使ったコンテンスト「Alexa Prize:Socialbot Grand Challenge 3」の参加チームを発表した。

「Alexa Prize」は人間とコンピュータの相互作用を促進するための数百万ドル規模の賞金をが用意される大学向けのAlexaコンテスト。エンターテインメント、スポーツ、政治、テクノロジー、ファッションなどのさまざまな最新のイベントや人気のあるトピックについて会話ができるソーシャルボットを作成することがテーマとなっている。

今回15カ国以上から主要大学から申込みがあり、科学的貢献、技術的メリット、新規性、および実行能力を含む基準に照らして、Amazonの選択委員会によって慎重に審査、決定されたという。


選出されたのは、カーネギーメロン大学、プラハチェコ工科大学、エモリー大学、モスクワ物理工科大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学デイビス校、カリフォルニア大学アーバイン校、カリフォルニア大学サンディエゴ校、カリフォルニア大学サンタクルーズ校、ミシガン大学の10校。

この10校のチームは、25万ドルの研究助成金、Alexa対応デバイス、Amazon Webサービス(AWS)、Extended Topical ChatデータセットへのアクセスやAlexaチームのサポートを受けることができる。

今後の流れは2019年9月よりコンペティション開始、2020年5月に決勝、2020年6月に受賞者が発表される。賞金は最高のソーシャルボットを作成したチームに50万ドル、2位は10万ドル、3位は5万ドルと高額だ。さらに総合得点が4.0以上で優秀なソーシャルボットには100万ドルの研究助成金も与えられる。

また動きがあればお知らせしたい。



Source:Alexa Prize / Alexa Blog



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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