2019年8月16日、Loup Venturesが発表したAI音声アシスタントの評価テスト結果のレポートを紹介する。
原文ではIQテストとなっているが、実際には質問への回答テスト。Apple Siri、Google Assistant、Amazon Alexaに対して、約800の質問を行い、その結果を2017年2月から2019年8月まで継続調査されたものとなっている。
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正解率
正しく返答できた率はGoogle Assistantがトップ。次いでApple Siri、Amazon Alexaと続いた。
質問の理解力についてはGoogle Assistantが100%とトップだが、他社も99.8〜99.9%と高いレベルにある。
カテゴリ別の正解率
Google Assistantは、コマンドを除くすべてのカテゴリで優秀だった。コマンドのみApple Siriがトップ。コマースでAmazon Alexaがトップではない。この傾向は昨年から変わっていない。
カテゴリ別の正解率の改善傾向
以下のグラフはアシスタントごとの改善傾向を示したもの。
Googleは13ヶ月の間に7%向上した。
Appleは13ヶ月の間に5%向上した。
Amazonは13ヶ月の間に18%向上した。全カテゴリ大幅に改善されていることがわかる。
なお、本調査はあくまで英語版の調査であり、日本語版では別の結果になる可能性もあるだろう。
Source:Loup Ventures
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。