ICTを活用した住民参加型実証実験にコミュニケーションロボット「BOCCO」を採用 埼玉県ふじみ野市

埼玉県ふじみ野市は、ふじみ野市が提唱する「人がつながる豊かで住み続けたいまち」の実現に向け、KDDI総合研究所と「安心便利情報提供」「AIコーチング」「スマホ依存対策」という3つのICTを活用した住民参加型の実証実験を開始する。この実証実験は10月より行われ、数多くのIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学株式会社のコミュニケーションロボット「BOCCO」が採用された。

コミュニケーションロボット「BOCCO」
家族間のコミュニケーションを助けるロボットである「BOCCO」は、インターネット経由でスマホと音声メッセージのやりとりや、「BOCCO」側から送った声の文字化、スマホから送った文字メッセージを読み上げられる。さらに、宅内に設置されたセンサの情報とBOCCOが連動し、外出先からドアや鍵の開閉、部屋の温湿度や照度をスマホに通知することも可能。これにより、家族の様子を外出中でも知ることができ、忙しい毎日の中でも家族との何気ないコミュニケーションを楽しめる。
また、天気予報などの知りたい情報をBOCCOアプリ内の「BOCCOチャンネル」機能を使って、BOCCOがしゃべって知らせてくれたり、指定時間にリマインド通知をしてくれたり、ゴミ出し日の通知や目覚まし時計代わりに役立てることもできる。


BOCCO公式ページ
http://www.bocco.me/





AIコーチングやスマホ依存対策に

埼玉県ふじみ野市は、住人を対象に「安心便利情報提供」「AIコーチング」「スマホ依存対策」に関するサービスの使い易さや受け入れ易さなどの確認と効果検証を2019年10月から2020年3月(予定)まで行ない、地域住民にとって役立つサービスの実現を目指す。


安心便利情報提供

世帯に応じたまちの情報をタイムリーに提供。安心安全情報(犯罪、インフルエンザなど)に加えて、くらしに役立つ便利な情報(天気、ごみの日、イベントなど)も提供することを予定している。




AIコーチング

帰宅後など受け入れ易いと思われるタイミングでトレーニングを促す。トレーニング中は、スマホのカメラのみでトレーニング方法や回数などのアドバイスを行い、トレーニングを終えると、健康増進につながる情報やイベント情報などを提供する。




スマホ依存対策

中高生のスマホ依存に関する悩みの解決を目指し、家族からの強制などではなく、本人の気づき(認知バイアス)や周囲からの見守り(社会的影響)などにより、自律的かつ適切なスマホ利用へと導く。

関連サイト
ユカイ工学株式会社

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ロボスタ編集部

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