【速報】全日空HD ANAアバターロボット「newme」(ニューミー)を発表「瞬間移動」できる社会を提案 綾瀬はるかさんが体験

ANAホールディングス株式会社は「日常生活の中にいつもアバターがいる街づくりを始める」として、アバタープラットフォーム「avatar-in(アバターイン)」と独自開発のアバターロボット「newme」(ニューミー)発表した。newmeの由来は、「新しい私(私自身)」の意。
発表を行ったCEATEC 2019の基調講演会場には、同社の代表取締役社長の片野坂真哉氏と女優の綾瀬はるかさんが登場し、アバタープロジェクトの紹介と体験を行った。

写真左奥がアバターロボット「newme」(ニューミー)

ANAはアバターサービスを提供するためのプラットフォームを2020年4月にサービスイン、newmeは2020年の夏までに1000体の普及を目指すとしている。

「newme」はCEATEC 2019のANAブースで見ることができる

さまざまなカラーや身長のアバターが用意される予定



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日常生活の中にいつもアバターがいる街づくり

ANAは「街中や商業施設、観光施設など、様々な場所に設置されたアバターに「アバターイン」(ログイン)することで瞬間移動できる」とした。「街なかの至るところに配置された「newme」に「avatar-in」を通じて“アバターイン”することで、自宅にいながらショッピングを楽しんだり、忙しくてなかなか行くことの難しい役所に昼間訪れたり、病院のベッドから水族館を見学したり、海外の方が日本のスポーツを観戦したりと、さまざまな可能性が拡げたい」考えだ。

ANAホールディングス株式会社 代表取締役社長の片野坂真哉氏

目指していきたい、とした。また、家庭にアバターロボットを置くことで、単身赴任している人と家族を結ぶデバイスにもなる、と強調した。

片野坂氏は「アバターロボットが普及すると”誰も飛行機に乗らなくなるのではないか”と懸念する意見をよく聞く。しかし、全世界で飛行機を利用する人はわずか6%に過ぎない。あとの94%の人たちの中にはさまざまな理由で飛行機が利用できず、遠い場所へ行けないひともたくさんいる。身体や時間の制約を超え、距離を超えてどこへでも出かけられる社会を目指したい」と語った。




腕の拡張ロボットを装着して登場

発表会(基調講演)では、片野坂氏が女優の綾瀬はるかさんを紹介。するとアバターロボット「newme」で現れた。そのあとで、実際のはるかさんが登場し、場内は拍手に包まれた。

綾瀬はるかさん

片野坂氏は綾瀬はるかさんとともにアバターロボットがある世界観を紹介。更には、2本の腕を遠隔操作できるウェアラブルロボットデバイスを背負って登場した。腕の操作はステージ上のCAがおこなっていた。


片野坂氏は「実はこれ、すごく重たいんです」と言って笑いを誘い、そのあと、拡張した3、4本目の腕を使って綾瀬さんと握手をしたり、綾瀬さんから飛行機のぬいぐるみを受け取ったりしていた。



ANAは「人々の想像・創造力の融合によって社会課題を解決し、価値を創造するSociety 5.0の実現に向けてアバターを社会インフラとして導入し、自治体やデベロッパーなどの18の社会実装パートナーとともに、日常生活のさまざまなシーンの中でアバターが社会インフラとして利活用される街づくりをスタートします」とコメントしている。


連携するパートナー

ANAは「アバターの社会インフラ化を通じて移動の概念を変え、地球規模の社会課題解決に挑み、人間拡張によりすべての人類がいきいきと暮らせる未来社会の実現を目指したい」と語り、これはANAだけでは実現できない、産官学で連携し、アバター技術の研究・開発を加速することで、社会実装を進めていきたいとした。既に参画を表明している企業や組織等は下記の通り。

自治体 東京都 大分県 沖縄県 香川県 加賀市
大学・研究機関 大阪大学 理化学研究所
デベロッパー 三井不動 森ビル 三菱地所 阪急阪神不動産 東急 うめきた2期地区開発事業者
百貨店 三越伊勢丹
スポーツ・エンターテイメント 電通
通信会社 NTTドコモ KDDI Softbank




主な仕様

走行速度 2.9km/h
重量 S:14.5kg M:15.0 L:15.5kg
寸法 高さ S:100cm M:130cm L150cm
寸法 ベース 35cm × 44cm
素材 樹脂
稼働時間 約3時間
電池 リチウムイオン電池
折りたたみ 可能
安全装置 衝突防止センサー
首振り 上下±60度
ディスプレイ 10.1インチ(26cm)
タッチパネル あり
画質 フルHD(2K)
価格 未定

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神崎 洋治
神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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